asukaです。
学生時代、ニュージーランドへ短期留学した時のことですが、ある朝学校に行こうとしたら、ホストパパに、
「See you at teatime!」
(それじゃティータイムにね!)
って言われたんです。
ティータイム?3時のおやつ?
そんなもんあるなんて聞いてないけど・・・。
「??」って顔してそのまま学校に行きました。
Contents
イギリス英語のteaの意味はdinner?
ホストパパに「See you at teatime!」と言われて、調べてみると、
ホストパパの言うteatimeというは、どうやらのディナータイムのことだったみたいなのです!
イギリス英語、特にオーストラリアやニュージーランドでは、dinner のことを tea と表現することがあるのだとか。
オックスフォード英英辞典でtea を引いてみると、6コ目と7コ目に、
“(British) A light afternoon meal consisting typically of tea to drink, sandwiches, and cakes.”
(一般的に紅茶、サンドウィッチ、ケーキを含む、午後に食べる軽食)
“ A cooked evening meal.”
(夕ごはん)
ってありました。
知らないと、海外でtea なんて言われたら紅茶しか浮かんできませんよね!
地域にもよるかもしれませんが、ニュージーランドやオーストラリアなど、イギリス英語を話す国で
「See you at teatime!」(それじゃティータイムにね!)
「Tea is ready!」(ティーできたよ!)
「What are we having for tea?」(ティーに何食べる?)
なんて表現を聞いたら、夕飯のことかな?と思ったほうがいいでしょう。
じゃぁお茶って言いたいときはなんて言えばいいの?って思うかもしれませんが、そういう時は、“a cup of tea”でいいそうです。
なので、「Would you like a cup of tea?」 と言われても、「あ、夕飯のことか!」なんて思わないように注意が必要ですね。
ややこしいです^^;
他にもたくさん!イギリス英語とアメリカ英語の表現の違い
≪ゴミ箱≫
ゴミ箱って英語で言いたい時、皆さんはなんと言うでしょう?
trash can と答えた方は、きっとアメリカ英語で勉強してきた方だと思います。
私は学生の頃からイギリス英語に触れる機会がとても多かったので、rubbish bin が一番に思いつきますね。
アメリカ英語では、ごみ箱のことを「trash can」や「garbage can」、
イギリス英語では、「rubbish bin」
と、全く違う言い方をするのです!
これも覚えておかないと、
「Can you put it in the rubbish bin?」
っていきなり言われても、「???」ってなっちゃいますね。
ちなみに、イギリス英語の“rubbish”ですが、ごみという意味以外に、「くだらないもの、ばかげたこと、くず、つまらない」なんて意味もあるんです。
How was the movie?(映画どうだった?)
It was rubbish.(つまらなかったよ)
I think I will divorce him.(彼と離婚しようと思うの)
Don’t talk rubbish! (馬鹿なコト言わないでよ!)
こんな感じで、日常会話でとても便利に使える単語です。
スラングですけどね。
留学先で若い男の子が、ちょっと嫌なことがあるとよく、
「Oh…rubbish.」
って言っていました(笑)
≪勘定≫
レストランで、「お会計お願いします!」という時、
アメリカ英語では「Can I have a check?」、「Check, please.」
イギリス英語では「Can I have a bill?」、「Bill, please」
と言います。
グアムに行ったときに、レストランで「Excuse me. Can I have a bill?」と言ったら、店員さんに「へ?」って顔されちゃいました!
私の発音が問題だったのかもしれませんが・・・^^;
「Check please!」って言いなおしたら、すぐに伝票を持ってきてくれました。
≪have と take≫
シャワーを浴びる、お風呂に入ると言いたいとき、
アメリカ英語では「take a shower」、「take a bath」
イギリス英語では「have a shower」、「have a bath」
と言うことが多いです。
ある日アメリカ人の先生が
「I took a shower this morning.」
(今朝シャワーを浴びたんだ)
と言っているのを聞いて、「あれ?」と思い調べてみると、
シャワーやお風呂以外のことに関しても、アメリカ英語では“take”イギリス英語では“have”を使う傾向があるらしい
のです。
アメリカ人に対して「I had a shower this morning」と言っても理解してもらえるとは思いますが、話す相手によって使い分けてもいいかもしれませんね。
他の例を挙げてみると、
米:take a break、英:have a break(休憩をとる)
米:take a nap、英:have a nap(仮眠をとる)
米:take a seat、英:have a seat(席につく)
Have a break といえば、キットカット!(笑)
気になって調べてみたら、やはりそうでした。
あの有名なチョコレート菓子、キットカットは、今はネスレというスイスの会社から販売されていますが、元はイギリスで生まれたお菓子なんだそうです。
だから“take”ではなく“have”なんですね!
“Have a break, have a KITKAT”というフレーズは、なんと1958年に作られ、イギリスのコマーシャルで放送されていたそうですよ。
≪店内でお召し上がりですか?持ち帰りますか?≫
ファーストフード店やカフェなどで、店内でお召し上がりですか?持ち帰りますか?という表現も、アメリカ英語とイギリス英語では異なるのです。
アメリカ英語では、「(Is this) for here or to go?」
イギリス英語では、「(Is this) for here or take away?」
ということが多いようです。
確かに、オーストラリアに行ったときも、ニュージーランドに行ったときも、店員さんはみんな“take away”と言っていました。
「Can I have a chocolate chip muffin and a tall coffee with milk?」
(チョコレートマフィンとトールサイズのコーヒーミルク入りでください。)
「For here or to go/take away?」
(店内でお召し上がりですか?持ち帰りますか?)
「For here, please.」
(店内で。)
こんな感じになりますね。
こちらから注文する時にも、
「Cafe Late for to go/take away, please.」
(カフェラテを持ち帰りでください。)
と使い分けてみてはいかがでしょう。
ちなみに日本語でよく言う“テイクアウト”は、通じないことはないようなのですが、ネイティブはほとんど言わないそうです。
使うのであれば、
「I’d like to take this out.」
(持ち帰りにしてください。)
「I’ll get some take-out sandwiches.」
(持ち帰り用のサンドイッチを買います。)
「Let’s get Chinese take-out tonight.」
(持ち帰りの中華料理買っていこうよ。)
のように、take(名詞)out とするか、take-out で形容詞や名詞として使います。
他にもたーくさんあるのですが、今日は私が実際に海外で直面したワード/フレーズをピックアップしてのご紹介でした♪
旅行先や留学先で、是非使い分けてみてくださいね!
(written by asuka)
2017年夏に第一子を出産した専業主婦です。
英語を勉強するのが趣味!と自己紹介していたほど英語が好きで、学生時代にはTOEICの勉強にドはまり。オーストラリアやニュージーランド、アメリカへの短期留学の経験があり、海外旅行も大好き。 妊娠するまで7年ほど英会話教室に通っていました。
今英語の勉強を頑張っている皆さんのお役に立てるようなコンテンツや、海外で経験したエピソードなどをご紹介していきます!