Vtuberの配信で英語を勉強する方法とメリット・デメリット

アメリカ在住のYonaです。
 
私はにじさんじENというVtuberグループをかれこれ1年以上応援しています。
 
初期の頃に比べるとENの配信を見る日本人の方が非常に増えているようで、チャット欄に日本語のコメントがあったり、日本語訳のついた切り抜きや単語・表現の解説のついた切り抜きもよく見かけるようになりました。
 
また、ライバー側にも語学を学習しているライバーがいて、勉強している言語を使いながら他の国のライバーやチャットとコミュニケーションを取っている姿を見かけるようになりました。
 
 
ということで今回は、Vtuberの配信で英語を勉強する方法、メリット・デメリットをご紹介します。
 
 
こちらのサイトでは度々配信用語を紹介してきましたが、今回は配信を使った勉強方法のご紹介です。
 
ぜひ配信を楽しみながら英語力をあげましょう。
 
 
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Vtuberの配信を理解するのに必要な英語力

言葉がわからなくても楽しめる配信はたくさんあるのですが、配信内容を理解したいとなるとある程度の語学力が必要です。
 
必要となるレベルはそのライバーや配信内容にも寄るので一概には言えませんが、にじさんじENを追ってきた私の個人的な見解では、
 
中学生レベルの文法と日常会話レベルの単語力
 
は最低限必要だろうと考えます。
 
 
ただ、これは配信でプレイしているゲームのストーリーやライバーが言っている事を理解したい場合の話です。
 
英語が多少わからなくても配信は楽しめます。
 
 
例えばApexやValorantのようなFPSはプレイングを見ているだけで楽しめます。
 
ホラーゲームならライバーのリアクションを見て楽しめますし、一度プレイしたことがあるRPGであれば内容を察しながら楽しむこともできるでしょう。
 
 
そうやって配信を楽しんでいる時に「英語がわかればもっと配信を楽しめるのに」と思ったなら、少しずつ勉強していけばいいと思います。
 
配信を見ながら聞き取れる単語や文を増やしている内に、いつの間にか配信内容がわかるようになり、日常会話ならわかるレベルの英語力が身についているはずです。
 
 
 

Vtuberの配信で英語を勉強するメリットとデメリット

メリットとしてはこの3つがあげられます。
 
・生きた英語が無料で聞ける
・高頻度で新しい配信が追加されるので、見るものに困らない
・かっこいい/かわいいは最高のモチベーションになる
 
 
一番の魅力は、ネイティブスピーカーが普段話す生きた英語が無料で聞けること。
 
TED TALKのプレゼンのような畏まったものではなく、映画やドラマのような演技でもなく、リアルでカジュアルな会話を聞けることが魅力だと思います。
 
Vtuberたちは基本、個人配信ではチャット欄と会話をしながら、コラボ配信ではコラボ相手のライバーと会話をしながら配信を進めていきます。
 
そのため配信ではネイティブスピーカーがリアルタイムで会話しているのを聞くことができます。
 
もちろん会話の中に出てくる単語やフレーズは日常会話で使えるものが非常に多いです。
 
 
 
余談ですが、私は推し1人の配信を見るよりも色々なライバーの配信を見る方が英語の勉強になると考えています。
 
その理由の1つが、色々な話し方の癖に慣れることができるからです。
 
例えば、にじさんじENにはアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアの英語、ちょっとラテン系のアクセントがある英語や、文の作り方がヨーロピアンだなぁという英語を話すライバーがいます。
 
どのライバーも聞き取りやすく話してくれるのですが、英語学習者からすると「この人の英語はわかりやすい/わかりにくい」というのが出てくるかと思います。
 
その「わかりにくい」をなくしていけば、英語の聞き取りはどんどん良くなっていくと思います。
 
 
もう1つの理由は、より多くの新しい単語やフレーズに触れるためです。
 
出身国や育った環境などで使う言葉が異なることもありますし、配信内で取り扱うトピックによっては特有な言葉や表現が使われることもあります。
 
ライバーたちにはゲームや音楽、アニメなど長時間語れるトピックがありますが、守備範囲はライバーに寄るので、色んなライバーの配信を見た方がより多くの単語や表現に出会えると思います。
 
 
また、高頻度で配信が行われているので「見る物が無い」という状態には陥りません。
 
配信頻度や時間はライバーにも寄りますが、にじさんじENのライバーは週5程度で配信を行っています。
 
また、ほとんどの場合アーカイブが残るので、見逃した配信や自分の好きな配信を見返すこともできます。
 
 
 
英語の勉強が捗らないとくじけそうになることもあるかもしれませんが、推しの姿を見ればがんばって勉強しよう!という気持ちにもなります。
 
かわいい/かっこいい推しの姿は本当に素晴らしいモチベーションになります。
 
 
 
 
デメリットとしては、この2つが挙げられます。
 
・ゲーマー英語やその界隈でしか使わない単語やフレーズが混じっている
・自分で調べる力が必要
 
Vtuberの配信はゲーム実況が主なので、ゲーマー用語のようなものも出てきます。
 
またTwitchやTikTokでよく使われる配信用語を使う配信者もいます。
 
そのため配信で聞いた単語を知らずにそのまま日常会話で使ってしまうと、すごくイタく聞こえてしまうこともあります。
 
私は所謂Twitch用語は冗談でしか使わないのですが、感情が乗るとFワードやBワードが出てくるようになってしまったため、場所によってはTPOを弁えるよう自分自身に言い聞かせています。
 
 
また、映画やドラマと違いプロの翻訳や字幕が出てくるわけでは無いので、ライバーが何を言っているのかわからない場合に自分で解決する力が必要です。
 
アーカイブの場合は自動英語字幕をつけながら見て(英語の自動字幕は結構性能が良いです)わからない単語を1つずつ調べたりすると良いと思います。
 
配信の場合は、チャット欄に翻訳ボランティアさんが入ればその人の翻訳を見ながら配信を追ったり、翻訳された切り抜きを見るのも良いと思います。
 
ただ、チャット欄にいる翻訳ボランティアさんや切り抜き師さんはプロでない場合がほとんどで、残念ながら間違っている場合もあります。
 
切り抜きの場合はGoogle Translateのような機械翻訳を使っている人も少なくないため特に注意が必要です。
 
このような「間違っている可能性」を考慮しながら勉強する必要があります。
 
 
 

Vtuberの配信で英語を勉強する方法

英語初心者の方は、にじさんじに所属しているVΔLZの長尾景さんの学習方法を真似すると良いと思います。
 
長尾さんは配信上で彼の英語の勉強法を紹介したり、英語で海外ライバーとコミュニケーションを取ったりしています。
 
 
長尾さんの勉強方法の1つに、Vtuberの配信を見ながらシャドーイングするというものがあります。
 
シャドーイングとは、英語を聞きながらそれを真似して発音する練習方法。
 
一文聞き終えてからリピートするのではなく、英語が聞こえたらすぐにその後ろを追いかけるように発音していきます。
 
これによって英語の音に慣れ、口でスムーズに発音する力を鍛えます。
 
 
 
シャドーイングをする時は言葉の意味や正しい発音がわからなくても聞き取ったままに発音するというのを重視するのですが、長尾さんは聞き取れない単語を調べながらシャドーイングを行っているようです。
 
シャドーイングで口と耳を慣らしながら、単語力もつけようとしていて、良いトレーニングだと思います。
 
 
また長尾さんは、自分で英語を練習するだけでなく海外ライバーと積極的にコラボをして会話をしています。
 
自枠では英語を話せるライバーを呼んで30分程英会話をする雑談配信をしています。
 
海外ライバー側もいつもより短く簡単な言葉ではっきり話してくれているライバーが多いので、英語がまだまだ苦手な方はこちらのシリーズから勉強を始めてみると良いと思います。
 
 
 
 
英語上達の一番のコツは積極的に使うこと、そしてそれを続けることだと思います。
 
長尾さんこの2つを楽しみながら行っているのがすごいところ。
 
しかもたまにコラボなどで見かけると、英語が上達しているのがわかるんですよね。
 
本当にすごいなと尊敬します。
 
 
 
ちなみに私は、既に英語がある程度わかる段階でにじさんじEN沼にハマりましたが、配信から英語を学ぶことはよくあります。
 
例えば、ライバーがゲームで起こっている事を説明しているのを聞いていると「ネイティブはこう説明するのね!なるほど!」と思わされることがあり、すごく勉強になります。
 
また、Memeや英語圏の人なら知っていて当然の芸能ネタや、ゲーム用語や配信用語、下ネタなどの知識も増えていっています(笑)
 
 
あと、私は配信を英語の聞き流しのために使うことが多いです。
 
家事や集中する必要のない作業をする際はひたすら誰かしらの配信を流しています。
 
聞き流しで新しい単語や表現、知識に触れることもありますが、メインの理由は脳を英語モードにしておくことです。
 
 
私は英語と日本語、たまにスペイン語を使う環境にいるのですが、少しでも英語以外の言語を使ってしまうと英語がとたんに出にくくなってしまいます。
 
英語が話せないと生活に支障が出るためできるため、少しでも早く脳を完全英語モードに戻す必要があります。
 
配信の聞き流しを始めてからは、言語の切り替えが少し楽になってきているように思います。
 
 
 
以上、Vtuberの配信で英語を勉強する方法とメリット・デメリットについてご紹介しました。
 
 

(written by Yona)

 

アメリカ合衆国テキサス州在住。
メキシコ系アメリカ人の主人と結婚後、渡米。
現在、スペイン語習得に向けて勉強中。

アメリカやメキシコの文化・イベント、日常会話で使える表現・単語を紹介しています。

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[ Vtuberの配信で英語を勉強する方法とメリット・デメリット ]Yona,日常英会話2022/10/02 17:05