アメリカ在住のYonaです。
食欲の秋到来ですね!
秋に美味しい食べ物と言えば栗にサツマイモに色々ありますが、やはりこの時期はカボチャ!
アメリカのスーパーでもかぼちゃがたくさん売られています。
ということで今回は、アメリカのかぼちゃについてご紹介します。
カボチャは英語で何という?
突然ですが、「かぼちゃ」は英語で何というでしょう?
アメリカに来た当初は、かぼちゃを英語でPumpkinと言うと思っていました。
しかし英語のPumpkinというのは、下のような皮がオレンジ色で固い茎にはトゲがある大きなかぼちゃを指します。
ハロウィンでジャックオーランタンを作る時によく使われますよね。
Pumpkinはあくまでかぼちゃの中の種類の1つなのです。
かぼちゃの総称は英語でSquashと言います。
日本で「かぼちゃ」というと緑色の硬くて甘いかぼちゃを思い浮かべます。
しかし、アメリカには色も形も様々なたくさんの種類のかぼちゃが売られています。
秋のこの時期にスーパーの外に出ているカボチャだけでもこんなにたくさんあるんですよ!
写真に撮ったのは外に出せるかぼちゃのみで、店内にもたくさんのカボチャが売られています。
Winter squashとSummer squash
Squashは収穫時期によってWinter squashとSummer squashに分かれます。
今の時期によく出ているのはWinter squashと呼ばれるもので、先ほど紹介したPumpkinや黄色いひょうたん型のButternut squash、どんぐりのような形をしたAcorn squash、実が麺のようになるSpaghetti squashなどが該当します。
固くて大きくてしっかりしているのが特徴です。
調理する際は、オーブンでしっかり火を通して柔らかくするのが基本です。
購入から数か月保つものが多く、糖度を上げたり食感をよくするために少し熟成させてから食べるとおいしいのだそうです。
Summer squashには、ズッキーニ(Zucchini)やYellow squash、ズッキーニよりも丸みを帯びたCousa squash、星のような形をしたPattypan squashなどが該当します。
皮が柔らかくなったら食べ頃で、炒め物や煮込み、スープにスライスして入れて食べることが多いです。
購入から1,2週間程度で食べる必要があります。
聞き覚えの無い名前もたくさん出てきたかもしれませんが、日本でもたまに売られていることがあるそうです。
クックパッドにレシピが掲載されているので、よろしければぜひご賞味ください。
ちなみに日本のかぼちゃは、Kabocha squashやJapanese squashと呼ばれます。
残念ながら私の家の近くのスーパーでは見かけませんが、アジア食品を専門としたお店では取り扱いがあることも多いそうです。
また、普通のスーパーにもあるButtercup squashが味も形も日本のかぼちゃに似ているため、これを代用として使われる日本人の奥様も多いのだそうです。
気軽にかぼちゃを楽しめるPumpkin puree
この時期スーパーに行くといつも大きなカボチャに惹かれてしまいます。
しかし料理が苦手な私には、あんな大きなカボチャを調理するのはハードルが高い…
そんな時に使えるのがPumpkin pureeの缶詰です。
その名の通り、パンプキンの実の部分が既にペースト状に加工されて売られています。
トマトソース缶のかぼちゃバージョンだとイメージしてもらえればわかりやすいかと思います。
もちろん、完全なペーストになっているのでかぼちゃの煮物などは作れません。
でもパイやクッキーなどのお菓子やスープ、パスタソースに使うぐらいならこれで十分です。
これからハロウィンやサンクスギビングでかぼちゃを使ったお料理をする方も多いかと思います。
よろしければ試してみてください。
以上アメリカのかぼちゃについてご紹介しました。
(written by Yona)
アメリカ合衆国テキサス州在住。
メキシコ系アメリカ人の主人と結婚後、渡米。
現在、スペイン語習得に向けて勉強中。
アメリカやメキシコの文化・イベント、日常会話で使える表現・単語を紹介しています。