フライドターキーの作り方!サンクスギビング・クリスマスのご馳走!

アメリカ在住のYonaです。
 
11月といえばThanksgiving Day!
 
今年もたくさんThanksgivingのご馳走をいただきました!
 
 
アメリカのThanksgivingについて知りたい方はこちらの記事も是非ご覧ください。
 
 
 
Thanksgivingのご馳走と言えばTurkey(七面鳥、以下ターキーと書きます)!
 
 
 
私の家では数年前から、オーブン焼きしたターキー揚げたターキーの2種類を作るようになりました。
 
 
日本の家族にこの話をしたら
 
「え、あんな大きなものを揚げるの!?どうやって!?」
 
とびっくりされてしまいました(笑)
 
 
 
ということで今回は、フライドターキーの作り方を写真付きでご紹介したいと思います。
 
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必要なもの

10-15lbs Turkey(10~15lbsの七面鳥)
Turkey Fryer(ターキーフライヤー)
Your choice of seasonings, injection or brine(お好みの味付け用調味料)
 
※InjectionとBrineに関しては調理方法の中で説明しています。
 
 
ターキーフライヤーとはターキーを揚げるための調理器具で、外で調理するためのコンロや鍋、ターキーを入れるザル、かごを出し入れする為の器具などがセットになって販売されていることが多いです。
 
ご興味がある方はホームセンターを探してみてください。
 
私の家ではセットは購入せず、元々義父母が持っていた大きな鍋とザルを使用しています。
 
 
フライにするターキーの大きさは10〜15lbs、大体4.5〜7kgぐらいが一般的かと思います。
 
これはスーパーで普通に購入できる大きさです。
 
通常のターキーフライヤーはこの大きさのターキーを調理する想定で作られていると思うのですが、必ず購入前に調理できるサイズを確認し、購入後は実際にターキーがザルに入るかどうかの確認もしてください。
 
私は昨年のクリスマスに少し大きめのターキーを買ってしまい、足がつっかえて出し入れが大変だったことがありました…
 
 
また、ターキーを揚げる時は外で調理をするので、調理用のスペースも必要です。
 
屋内で調理をすると、油が吹きあがって壁に引火する可能性もあるからです。
 
 
 

調理方法

1. Thaw the turkey(ターキーを解凍する)

冷凍のターキーを購入した場合は、調理を始める前に解凍する必要があります。
 
スーパーには冷凍と未冷凍の両方が売られているので、確認してご購入下さい。
 
ターキーを解凍する方法はいくつかあります。
 
I believe that putting the turkey in the refrigerator is the easiest way to defrost.
(冷蔵庫にターキーを入れるのが、一番簡単な解凍方法だと思います。)
 
調理する数日前にターキーを冷蔵庫に移動するだけです。
 
この方法だと解凍するのに大体24時間/5lbsかかります。
 
10lbsのターキーだと2日、15lbsのターキーだと2日半かかる計算です。
 
 
ターキーを冷蔵庫に入れるのを忘れた!という場合は、流水につけておく方法もあります。
 
かかる時間は30分/lbsなので、10lbsのターキーなら5時間で解凍できます。
 
シンクなどに溜めた水につけておく場合は30分毎に水を変えた方が良いらしいです。
 
 
室温に放置したり、温水につける方もいますが、USDAによると安全上良くないのでオススメできないとのことでした。
 
 
今回私達は4羽分を解凍する必要があったため、水に漬ける方法を採用して大きな保冷ボックスの中で解凍しました。
 
 
 
Make sure the turkey is completely defrosted because it will cause a serious accident.
(大事故につながるので、七面鳥は完全に解凍しておいてください。)
 
 
凍った部分があると大事故に繋がる可能性があります。
 
詳しくはこちらの動画をご覧下さい。
 
 
 

2. Groundwork(下準備)

ターキーを袋から出して下準備をします。
 
スーパーで売られているターキーは既に下処理が済んでいる状態で販売されているのですが、味付け前に簡単に準備をする必要があります。
 
例えば、
 
Remove anything inside of the turkey(ターキーの中身を取り除く)
Cut off any parts you don’t want(要らない部分を切り取る)
Pat dry(水分を取る)
 
のような事です。
 
 
 
ターキーを開けると、お腹の部分に既に処理された首(Neck)と包装された臓物(Giblets)が入っているので取り出します。
 
Gibletsの袋には心臓(Heart)、砂肝(Gizzard)、肝臓(Liver)が入っています。
 
この部分はGravyと呼ばれるターキーにかけるソースを作るのに使う人もいれば、捨ててしまう人もいます。
 
 
 
また、ターキーの中まで火が通っているか確認するためのピンのような物が入っている事があるので、これも取り出しておいてください。
 
ターキーを揚げる場合は使用しませんので捨ててしまって大丈夫です。
 
 
私の家では毎年、義父がGibletsを使ってホルモン炒めを作ってくれます。
 
一口大に切ったGibletsを炒めてサルサと絡めるだけ。
 
ホルモンが好きな方は是非試してみてください。
 
 
次に、余分な脂身など要らない部分はカットしてしまいます。
 
私の家では必ず脂身の多いしっぽの部分を切り取ります。
 
 
最後に余分な水分をペーパータオル等でふき取って下準備は終了です。
 
 
ターキーを水で洗う人もいるのですが、これはターキーについているバクテリアをキッチンに広げるだけなのでやめた方が良いそうです。
 
USDAによると、ターキーについているばい菌は高温調理をする過程で死んでしまうので水洗いしなくても問題ないとのこと。
 
 
ちなみに、ターキーを買ってBrineしたという場合は水で洗い流す必要があります。
 
Brineとはお肉を塩水に漬けておくことで、こうするとお肉が柔らかくジューシーに仕上がります。
 
塩水に漬けた後そのまま調理を開始してしまうと出来上がった時に塩辛くなってしまうので、ターキーの外側とお腹の中の部分を軽く水で流しておきます。
 
 
ターキーを揚げる場合は、水洗いした後ペーパータオルなどでしっかり水分をふき取る必要があります。
 
水分に反応して油が吹きあがって大惨事になる可能性があるからです。
 
 

3. Season and/or Inject(味付けする)

 
味付けをします。
 
 
塩コショウ、にんにく、ハーブを使ったり、Cajun Seasoningsのような既に調合された状態で販売されている調味料を使います。
 
私たちはCajun SeasoningsBBQ Chicken Seasoningsが家に残っていたのでそれを使いました。
 
粉やペースト状の調味料は手をつかってターキーに塗り込むようにマッサージをしながら全体に伸ばします。
 
 
Also, you can inject fruit juice or broth in the turkey.
(また、果汁やスープ等を注射することもできます。)
 
 
注射器を使ってお肉に果汁のような旨味となるものを注射するという方法もあり、深い味わいが出るだけでなくお肉が柔らかくなります。
 
Brineする場合は、効果が同じなので注射をする必要はありません。
 
 
 
 
毎年私の家ではオレンジやレモンなどのシトラス系の果物を絞ってその果汁を注射することが多いのです。
 
今回は家に大量に余っていた鶏ガラスープを使用しました。
 
外に塗り込むSeasoningsの味を邪魔することなく、お肉を柔らかくジューシーに仕上げることができました。
 
 
 

4. Prepare the oil(油を用意する)

Thanksgivingの時期になると、ターキーを揚げる用の大容量の油が店頭に並びます。
 
油は煙点の高い物なら何を使っても問題無いのですが、一番ポピュラーで手に入りやすいのはピーナッツオイル(Peanut Oil)です。
 
 
必要な油の量としては、ターキーがしっかりつかるぐらい、油のカサがターキーよりも1〜2インチ(大体3〜5cm)高いのが良いです。
 
普通の揚げ物と違い、鍋の中でひっくり返したり油の中を泳がせる事ができないので、ターキーの端から端までしっかり火が入るようにします。
 
The recommended way to measure the necessary amount of oil is (1) put the turkey in the pot, (2) pour water in there, (3) take out the turkey, (4) the level of the water is the level you need of oil.
(必要な油の量のお勧めの計り方は、(1)ターキーを鍋に入れる、(2)そこに水を入れる、(3)ターキーを取り出す、(4)入っている水の高さが必要な油の高さです。)
 
 
 
 
結構な量の油が必要なのですが、正しい方法で保存すれば一度使った油を再度使うこともできるので思い切って使ってください。
 
 

5. Heat up the oil and cook the turkey(油を温め、ターキーを調理する)

調理に必要な油の温度は350℉(約176.6℃)で時間は3分半/lbs、もしくは375℉(約190.5℃)で3分/lbsです。
 
 
油にターキーを入れる時はゆっくりと入れるのが重要です。
 
またどんなに頑張って水分をふき取っても油が吹きあがったり跳ねたりするので火傷しないように気を付けてください。
 
 
 
 
主人は2人係で長い棒を使ってターキーの入ったザルを引き上げているのですが、一人で調理する場合はターキーフライヤーセットに入っているターキースタンドを使用すると良いと思います。
 
 
時間になったら引き上げて完成です。
 
 
 
 
以上、フライドターキーの作り方をご紹介しました。
 
 

(written by Yona)

 

アメリカ合衆国テキサス州在住。
メキシコ系アメリカ人の主人と結婚後、渡米。
現在、スペイン語習得に向けて勉強中。

アメリカやメキシコの文化・イベント、日常会話で使える表現・単語を紹介しています。

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