メキシカンの叔母に学ぶ「Empanadas(エンパナダ)」の作り方!

アメリカ在住のYonaです。

先日、メキシコから義母の家族が遊びにきて、
一緒にEmpanada(エンパナダ)というお菓子を作りました。

メキシコや、私が住んでいるテキサス州の町では非常にポピュラーな食べ物です。

 

ということで今回は、Empanadaとは何なのか?と、
メキシカンの叔母が教えてくれたEmpanaditasの作り方をご紹介します。

 

参考:デザート用のタマレス、Tamales de Azucarの作り方!メキシコの年末行事Tamalada 2018年版!

   メキシコの年末行事Tamalada!Tamalesを大量に作る!本場のレシピ♪

 

 

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Empanada(エンパナダ)とは

Empanada(エンパナダ)とは、スペインやポルトガル、カリブ海、ラテンアメリカで有名なお菓子です。

生地の中に具を入れた、パンのようなクッキーのようなお菓子です。

 

地域によって具や作り方が少し異なります。

今回作ったのは私の住んでいるテキサス州でよく売られている甘いデザートタイプのEmpanadaです。

 

具はカボチャのペーストサツマイモのペーストが一般的です。

フルーツジャムなどを入れても美味しく、
パイナップルやイチゴのジャムが入っているものもたまに売られています。

メキシカンの叔母がよく作ってくれるのがこの甘いEmpanadaなので、
おそらくテキサスでよく売られているのはメキシカンスタイルなのだと思います。

 

他の地域のEmpanadaはどうなのかというと、
例えばアルゼンチンでは中にお肉やシーフードを入れるらしいです。

アルゼンチンに住んでいる知人曰く「お総菜パンのようで美味しい」と言っていました。

 

ちなみに、アメリカの他の州に住んでいる日本人の知人たちもEmpanadaを知っていて、
「スーパーで簡単に手に入るよ!」と言っていました。

もしかしてアメリカ全土でポピュラーな食べ物なのかも?と思っています。

 

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Empanaditasの作り方

通常スーパーなどで売られているサイズは握りこぶしよりも一回り大きいぐらいのサイズで、
ザ・菓子パンという感じの見た目をしています。

しかし、今回は大人数でつまめるように小さなサイズのEmpanaditasを作りました。

パンというよりクッキーのような仕上がりになります。

叔母は、

「ウェディングなどの大人数が集まるパーティーではこれぐらい小さいものを作ることが多いのよ~」

と教えてくれました。

 

材料

毎度本当に申し訳ないのですが、叔母が作る時はほぼ目分量で正確に数値にできません。

こんな感じで作っているんだなと参考程度に見ていただければ嬉しいです。

詳しい分量やレシピはクックパッドやYouTubeをご参照ください。

生地

・1 kg of all purpose flower(小麦粉 1kg)
・4 tablespoons of baking powder(ベーキングパウダー 大さじ4杯)
・250 g of sugar(砂糖 250g)
・2 eggs(卵 2個)
・400 g of Manteca(ベジタブルショートニング 400g)
・1 beer(ビール1缶)

レシピによっては、ビールの代わりに水や牛乳を使ったり、
Mantecaを半量にしてバターを足したり、
塩や卵を足したりする人もいるそうです。

今回私たちは小麦粉2.5kg分作りました。

今回は市販のパイナップルジャムとイチゴジャムを一瓶ずつ使い切りました。

その他

焼く前に卵液を塗る場合は、卵と水を混ぜたものを用意してください。

また、最後に砂糖を振りかける場合は
砂糖とシナモンパウダーを1:1で混ぜたものを用意しておいてください。

 

生地を作る

まずは粉類を混ぜ合わせます。
特に小麦粉はよくふるって加えましょう。

 

粉類が混ざったら卵を入れてよく混ぜ合わせます。
合わさったらMantecaを少しずつ入れて練り合わせます。
Mantecaが少し固かったら10秒ほど温めて電子レンジなどで温めて柔らかくします。

 

最後にビールを少しずつ加えて、いい感じの固さにします。
今回小麦粉2.5kg分を作って500ml缶をほぼ使いきりました。

 

生地の固さは下の写真ぐらいの固さです。
生地が手にくっつかず粉っぽくもなく、ちゃんとまとまる固さです。

 

 

生地を成形して具を入れる

生地を一つ一つ成形して具を入れていきます。

まずは、一つに使う分をボール状に丸めていき、それを押しつぶして薄くします。
ボールの大きさはスーパーボールぐらいのサイズです。
そのボールを麺棒などで薄くします。
小さめの餃子の皮を作るイメージです。

 

皮を薄く作るために使った、写真にも写っている丸い器具は、
メキシカンの家庭ならほぼ必ずあるトルティーヤプレスです。
これに関しては、また別の記事でご紹介しますね。

 

生地に具材をのせていきます。
皮の端を少し水で濡らした後、具を皮で包んで、フォークなどで口を閉じます。

 

オーブンで焼く

240F (約115℃)に余熱しておいたオーブンで、20分ほど焼きます。

地域によっては、オーブンで焼くのではなく油で揚げるところもあるらしいです。

 

砂糖をまぶす

焼きあがったら熱いうちに砂糖をまぶします。

あらかじめボールに砂糖とシナモンパウダーを混ぜたものを用意しておいて、
その中にEmpanadasを入れて万遍なく砂糖が行き渡るように底からかき混ぜます。

 

パンのように大きなサイズの場合は、砂糖をまぶす工程は要りません。

その代わりにオーブンに入れる前に卵液を塗っておきます。

 

完成

 

以上、メキシカンの叔母と一緒に作ったEmpanaditasの作り方をご紹介しました。

ご興味があればぜひ作ってみてください。

 

(written by Yona)

 

アメリカ合衆国テキサス州在住。
メキシコ系アメリカ人の主人と結婚後、渡米。
現在、スペイン語習得に向けて勉強中。

アメリカやメキシコの文化・イベント、日常会話で使える表現・単語を紹介しています。

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[ メキシカンの叔母に学ぶ「Empanadas(エンパナダ)」の... ]Yona,海外生活2019/02/01 13:13