アメリカでインターンシップ!研修先決定後のJ1ビザ申請の手続きの流れ

アメリカ在住のMayです。

ご無沙汰しております。

2017年からJ1ビザでインターンとしてアメリカ・ロサンゼルスで働き始めた私ですが、無事、

米国会計士の資格も取れ、現在は米系監査法人で働いております。

 

これから、不定期にはなりますが、

会計士試験のこと、アメリカでの結婚手続き、アメリカのコロナに関すること、観光など、

シェアしていけたらと思います。

 

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アメリカでの研修先決定後のビザ申請手続きについて

前回の記事では、アメリカ版ワーホリ「J1ビザ」でインターンとして働くための研修先探しのコツをお伝えしました。

 

さて、やっとの思いでアメリカでの研修先を見つけた、でもそのあとの申請手続きは?

と不安になるかたも多いと思います。

今回の記事では、研修先決定後のビザ申請手続きについて私の経験を交えながらご紹介していきたいと思います。

 

J1ビザ制度の主な条件について前回の記事でもご紹介しましたが、米国大使館のホームページではJ1ビザについて以下のように定義づけをしています。

「交流訪問者プログラムであるJビザは教育・科学・芸術の分野における人材、知識、技術の交流を促進するためのビザである。」

J1ビザは主に研修や技術の向上を目的とした制度です。

本来正規の従業員が行うべき業務をインターンシップの研修生が代行して行うことは禁止されており、研修生を受け入れる企業側はインターンシップ制度の目的に沿って適切なプランを提出する必要があります。

J-1ビザは、就労ビザとは異なり、受入先企業が雇用主としてビザスポンサーになるのではなく、アメリカでのトレーニング、インターンシッププログラムを運営管理している非営利教育団体にJ-1ビザのスポンサーになってもらうことで、米国大使館にJ-1ビザを申請し、大使館で申請が許可されるとJ-1ビザを取得することができます。

ただDS2019が発行されてもJ1ビザの取得が決定した訳ではありません。

J1ビザの審査申請者と雇用先との関係性、申請者の専門性や英語能力、米国滞在における展望などのプランが米国大使館領事官の判断材料となります。

 

J1ビザを申請するにあたり、以下の項目を満たしていることが必須となります。

・主催者や教育機関による交流プログラムが認可されたものであること
・J1ビザ申請者が訪問交流者として主催者から承認されていること
・主催者や教育機関がJ1ビザの申請に必要な書類を発行していること
・交流のプログラムが人材・知識・技術の交流を目的としていること
・交流のプログラムが教育・科学・芸術の分野に関与していること
・交流のプログラム参加者が下記の中のいずれかの立場の方であること
(学生、研究生、教師、教授・研究者、医療分野の研修員、会議・視察、技能の普及および実演や人材交流を目的として訪問する方など)

私のプログラムは会計事務所でのインターンだったので専門知識、技術に該当します。

 

また米国ではインターンシップを目的としてJ1ビザを取得するための条件として以下の4つを挙げています。

・満18歳以上であること
・インターンシップに参加できる英語力を有していること
・インターンシップの受け入れ先企業が既に決まっていること
・米国渡航をするために必要な費用(資産)を有していること

J1ビザに限らず米国留学などで必要なF1ビザなどの非移民ビザでは上記の必要費用(資産)、少なくとも研修期間の生活費などはビザ申請時に銀行口座の英文証明書を提出しなければならないため、準備はしっかりとしておく必要があります。

 

<米国J1ビザの概要と取得条件>

取得にかかる費用(概算):4,000~5,000ドル(インターンの場合)
             4,500~6,000ドル(トレーニーの場合)
取得にかかる期間:2~3カ月
有効期限:12カ月(インターンの場合)
     18カ月(トレーニーの場合)
更新の可否:不可
配偶者の労働可否:不可(配偶者はJ2ビザとなります)

私は大学卒業後すぐだったのでアルバイトを除く職務経験がなかったためトレーニーには応募できず、インターンでの取得でした。

上記記載の通り、J1ビザは更新ができないので少しでも職務経験のある方はトレーニーでの取得要件を満たすまで日本で準備する方がいいかもしれません。

トレーニーであれな18ヶ月のビザが取得でき、少しでも長く米国に滞在できるので。

 

上記の取得にかかる費用はビザ申請費用ではなくスポンサー団体への費用となります。

研修先探しからスポンサー団体とのやり取り、ビザ申請まで行ってくれる斡旋業者も多数あるようですがその場合上記の金額以上の費用がかかります。

私は研修先決定後、日本でも有名なCIEEという団体を使いました。(TOEFLなどを扱っている教育団体なので知っている方も多いかと、)

 

<Jビザ申請時の必要書類について>

J1ビザの申請には大使館または領事館あてに、以下の書類の提出が必要となります。

米国にて審査を行うため、作成する書類は英訳の添付が必要となります。

審査の状況や申請者により下記以外の書類の提出を求められる場合もあるそうなので下記は絶対ではありません。

Jビザ申請の際に基本となる書類

・オンライン申請書(DS-160)
・大使館または領事館での面接予約書
・米国滞在予定期間に加え最低6ヶ月間の有効期限が残っているパスポート
・過去10年間に発行された有効期限切れのパスポート
・6か月以内に撮影した証明写真(サイズ5cm×5cmを1枚)
※背景が白色のカラー写真で、メガネ未着用のものに限ります
・DS-2019(交流プログラム主催者が発行する許可書)
・米国滞在中に必要となる貯蓄の証明書類
※銀行の残高証明や預金通帳の原本、保護者や支援者がいる場合は
申請者との関係を証明する書類と支援者の資金を証明する書類をご用意ください。
・米国政府が支援する交流プログラム参加者以外の方は、SEVIS費用支払証明(レシートの写し)

このDS−160というのがビザ申請の大元となるアプリケーションなのですが、
過去5年間の住所や勤務先などの項目を記載する箇所がありとてつもなく長かった記憶があります。

こちらの書類を全てオンラインで提出し(原本は全て面接時に必要です)、面接予約に進みます。
(詳しい申請方法は米国ビザ申請情報、https://www.ustraveldocs.com/jp_jp/index.html?firstTime=No
移民局ウェブサイトhttps://ceac.state.gov/genniv/をご参照ください)

 

ビザ面接は質問されそうなことを調べていきましたが、何をしにいくのか、くらいしか聞かれませんでした。

インターンビザなので”働きにいく”とは答えないようご注意ください!

I am going to participate in an internship program in the U.S.

のような表現だと目的がはっきりしていて良いかと思います!

 

私の場合、面接もスムーズに進み、面接後5日程でビザが届きました!

研修開始日が迫っていたので、ビザが届いて5日後に渡米!とバタバタしましたが、
研修を終えた今となっては本当に参加してよかったと思います。

これからアメリカにインターンに行くかたの少しでも参考になれば良いなと思います!

 

(written by May)

 

アメリカ留学後、自由の国アメリカで働きたくて、インターンからの正規雇用を実現した20代女子。アメリカの会計士の資格を取得し、米系監査法人で働いてます!

インターンの研修先探しやビザ申請手続き、転職など、現在進行形の体験談を紹介します。

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[ アメリカでインターンシップ!研修先決定後のJ1ビザ申請の手続... ]May,ワーホリ・インターン,海外生活2020/12/02 13:27