アメリカ在住のYonaです。
最近V-tuberの配信や切り抜きを見るのが趣味になっています。
先日Hololive ENから新しく5人デビューしたので、ますますオタ活が捗って大変です。
ということで今回は、英語で配信しているV-tuberのコメント欄で見る面白い用語をご紹介します。
配信中に
何かコメントしてみたい!でもLolしか書けない!何を書いたらいいかわからない!
という場合でもとりあえず流れに乗って使えそうな簡単なものを選んだので、ぜひ覚えて使ってみてください。
F
よくゲーム配信でチャット欄が「F」で埋まっているのを見ませんか?
特にプレイヤーが死んだ時や死ぬ予感がする時に使われます。
元ネタはCall of Duty: Advanced Warfareのお葬式のシーンで
Press F to pay respects.
(哀悼の意を表するためにFを押せ)
というコマンドが出て、Fを押すとキャラクターがSalute(敬意を表す)するというシーンがあります。
お葬式の重たいシーンなのにこういうコマンドを出してくるところがシュールすぎて、Meme(インターネット上で流行っているネタ)になりました。
このMemeから、何か悪いことが起こった時に
We feel you.(気持ちわかるよ)
My condolences.(ご愁傷様です)
という意味合いをFを使って表すようになりました。
Streamer: Oh no I have to eat something to recover my HP. I’ll eat this mushroom.
(配信者: HP回復するために何か食べなきゃ。キノコ食べるね!)
Chat: F
ただ最近は配信の流れにも寄りますがFに深い意味はないように感じるので、とりあえず死んだらFを送ってみるといいと思います。
o7
Fのコメントの中にo7が混ざっているのを見たことはありませんか?
o7は顔文字で”o”が顔、”7″が腕を表しており、全体でSalute(敬礼する)している人を表します。
銃や戦車で戦うゲームをよくプレイする人には馴染みのある顔文字だと思います。
この顔文字は敬礼なので、軍人さんが敬礼をするような場面なら基本o7が使えます。
例えば、あいさつ。
チャットの部屋に入る時にHey guys o7、退室する時にThanks Bye o7の様に使うこともできます。
もちろん文章を省いてo7だけでも大丈夫です。
また、誰かから何かお願いをされたときにRoger!(了解)の意味でo7を使うこともできます。
誰かが死んだ場合に使うなら、
敵チームで困っている人を助けて死ぬなどヒーロー的な行いに敬意を示す意味合いでo7を送ったり、
爆弾に突っ込んでいくなど面白い死に方をした人を笑う意味でo7と送ったり、
というように使われます。
IKZ
IKZは日本語の行くぞ(I-Ku-Zo)の頭文字をとったものです。
配信前の待機画面でIKZと言ったり、ゲームで準備が完了し試合に出る時にIKZと書いたりして、その場への意気込みや楽しみな気持ちを表します。
よくアニメで大事な戦闘の前に主人公が「行くぞ!」と仲間を鼓舞するシーンがありますが、あのイメージです。
LETS GOOOO
IKZと同じように使われる言葉で、LETS GOOOOというのもあります。
Let’s go! LETTGOOO のように違った書き方をされる場合もありますが、意味は同じです。
DABABYというラッパーの方のVIBESという曲のMemeから来ているそうです。
LETS GOOOOは行くぞ!という時以外にも、うれしい事やテンションが上がるようなことが起こった場合にその気持ちを表すために使うことができます。
I GOT A SHOT GUN LETS GOOOOOO!!!!!
(ショットガンを手に入れたぞ!!レッツゴー!!)
この場合はショットガンが強い武器で、これから敵にビビることなく進めるぞという意味になります。
また、逆に何か悪いことや悲しいことをギャグ的におもしろく伝えるためにも使用する場合もあります。
GURAAAAAAAAAA MY DOG DIED LET’S GOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO
(グラ!俺の犬、死んだわー!レッツゴー!)
※参照動画
余談ですが、よく配信のコメント欄でyabeと書かれているのを見るのですがこれも日本語です。
何かマズイことになったときに「やべっ!」という感じで使われます。
Bonk
戌神コロネちゃんの配信の切り抜きで、コロネちゃんがBonkというワードの意味を習っているのを見ました。
コロネちゃんが動画で言っているようにBonkには叩くという意味があります。
ただ、違う使い方をされることが多いので今回はそちらを説明したいと思います。
まず、Bonkには性行為をするという別の意味があります。
チャットでは、エッチな話になったりそのような画像が投下された際にBonkを使って
「そういう気になるからその辺でやめとけよ」
という意味をジョークっぽく伝えます。
Bonkと書く代わりに柴犬がバットで頭を叩いている、もしくは叩かれている有名なMeme画像が使われることもあります。
配信内では、配信者が意図してそういう話をしだしす場合も、意図せずそのようなPhrasingをする場合もあると思います。
どちらの場合でもBonkと言って指摘することができます。
Pogchamp
元々はTwitchでめちゃくちゃ流行っていたエモートなのですが、V-tuberのメンバーシップ用のスタンプの中にPogchampが使われているのを見たので解説しておきます。
目を見開いて唇を突き出しているスタンプやエモート、見たことありませんか?
あれはPogchampと呼ばれるもので、基本的には何かいいことが起こってうれしい時、驚いた時に使われていました。
Oh that’s cool, that’s awesomeと言いたい時にも使うことができるかなり使い勝手が良いスタンプです。
Pogchampに関連して、Pogも配信者が叫んでいたりコメントで見受けられる言葉です。
Pogも同じように、何か良い事やすごい事が起こったときにその嬉しい気持ちや驚きを表すために使う言葉です。
Poggersとも言いますが、同じ意味です。
POGはPlay Of the Gameの略で、元々はOverwatchやLeague of Legendsで使われていたらしく上手いムーブをした人がPOGに選ばれたそうです。
ここからゲームが上手い人に対して上手だねと褒める時にPOGが使われ、そのムーブをした人をPoggersというようになりました。
ただ、最近は両方、すげぇ!やべぇ!という意味で使われています。
Streamer: Yo did you see that penta kill!?
(おい!5キル見たかよ!?)
Chat: Poggers!
(すげぇ!)
Jebaited
配信者がコメント欄に騙されてゲームで死んだりアイテムを失ったり悪いことが起こって笑いが起こる…
という流れを見たことがありませんか?
この騙されることをJebaitedもしくはJabaitedと言います。
Twitchには男性が笑顔で上を向いているエモートがあるのですが、YoutubeではJebaitedとコメントに書かれます。
Streamer: “That chest has a strong sword! (reading a comment)” Should I trust this? I don’t wanna get jabaited… (open) OMG! I DIED!!
(「あの宝箱に強い剣入ってるよ」だって。信じるべき?騙されたくないんだけどなぁ…うわー!死んだ!)
Comment: Lol Jebaited
(騙されてんじゃん草)
以上、V-Tuberの配信のコメント欄でよく見る用語についてご紹介しました。
(written by Yona)
アメリカ合衆国テキサス州在住。
メキシコ系アメリカ人の主人と結婚後、渡米。
現在、スペイン語習得に向けて勉強中。
アメリカやメキシコの文化・イベント、日常会話で使える表現・単語を紹介しています。