Big brother societyとは?防犯カメラ、顔認証システムは英語で?

asukaです。

以前、英会話の時間に監視社会の話題が上がりました。

防犯カメラがいたるところに設置され、安全ではあるけれど、常に監視されているのはいかがなものか・・・

というテーマでディスカッションをしました。

 

日本国内に設置されている防犯カメラは、500万台以上もあると言われているそうですね!

すごい数だな・・・と思いきや、中国では1億7000万台もの防犯カメラが作動しているんだとか。

け、けた外れです・・・

日本の人口よりも全然多いじゃないか(笑)

 

ディスカッション中に先生の口から飛び出したフレーズが、

“Big brother society”

大きな兄弟の社会?

なんじゃそり?って感じですよね。

 

皆さん何のことだか分かりますか?

 

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Big brother society – 監視社会

Big brother society とは、「監視社会」のことを指す表現なんだそうです。

 

Big brother とは、イギリスの作家、ジョージ・オーウェルによるSF小説「1984年」に出てくる独裁者のこと。

オセアニアという架空の超大国では、
市民はみな「ビッグブラザー」と呼ばれる独裁者の監視下に置かれ、
テレスクリーンという防犯カメラのようなもので、
ほぼ全ての行動が政府によって常に監視されている、というとんでもない設定。

 

(出典:wiki)

街中には、

“BIG BROTHER IS WATCHING YOU”

と書いてあるポスター↑↑↑が貼られており、なんとも息苦しそうな世の中です。

 

 

そこから、現代の中国のように防犯カメラにまみれ、常に誰かに監視されている社会のことを、

“Big brother society”

と呼ぶようになったんだそう。

 

Big brother society「監視社会」に関するニュース記事がありましたので、是非読んでみてください。

読みやすくておもしろい記事です。

https://www.foxbusiness.com/technology/big-brother-is-already-watching-us-varney

 

SNSやamazon、Google、Appleなどによって、私たちは既にBig brother societyのように監視されているのかも・・・?!

という気になりますよね・・・。

 

だいぶ前の話ですが、飛行機に乗る前日に、スマホが突然
「明日乗る便はこちらです」なんて教えてくれた時にはぎょっとしましたね~(笑)

グーグルさんに全部バレてる~!

 

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監視社会に関連する単語・フレーズ

最近中国では、

顔認識システムを使って著名アーティストのコンサート会場で多くの容疑者を逮捕することができた

というニュースをいくつか目にしました。

 

日本でも、東京オリンピックやディズニーリゾートで顔認識システムを導入するという話が出ていますし、
電車内に防犯カメラが設置されるようになったりと、
私たちひとりひとりの行動がいつもどこかで“見られている”社会になりつつあります。

 

これからAIなどテクノロジーの発達に伴い、世界中で「監視社会」の波が広がっていくのかもしれませんね。

もちろん、マイナスなことばかりでなく、安全になったり便利になったりといった利点も多くあるのですが。

 

では、監視社会に関連する単語やフレーズも併せてお勉強しておきましょう♪

 

①監視カメラ・防犯カメラ ― surveillance/security camera

監視カメラ・防犯カメラは、
ニュースなどではsurveillance cameraと言うことが多いですが、
日常会話ではsecurity cameraでも大丈夫です。

 

surveillance「監視、見張り、偵察」という意味で、

have~under surveillance
place ~ under surveillance

で、「~を監視下に置く、~を厳重に見張る」となります。

 

(例文)

The police placed him under surveillance for two years.
警察は彼を二年間観察処分にした。

 

②防犯カメラ作動中

よく街中で見かける「防犯カメラ作動中」は英語で表現すると
security cameras in use となります。

in use「使用中で」という意味です!

 

(例文)

This address is already in use.
このアドレスは既に使用中です。

 

これからオリンピックに向けて外国人の方が増えるでしょうから、
日本語を英語を併記すべきかもしれませんね。

 

 

③防犯カメラの映像

ニュースでよく、防犯カメラの映像から犯人を特定し・・・なんて聞きますよね。

「防犯カメラの映像」はvideoを使いたくなるところですが、

surveillance camera footage

と表現するのが一般的のようです。

 

footageとは、「映像」という意味。

security camera footageや、security footageだけでも
「防犯カメラの映像」を表すことができますよ!

 

④顔認識システム ― facial recognition technology

日本でも最近顔認識システムの導入が広がっていますが、
いちばん進んでいるのは中国のようですね。

顔認識システムは、

facial recognition technology

とか

facial recognition system

と表現します。

 

recognitionは、recognize「認識する」という動詞の名詞形ですね。

 

(例文)

This year, the government plans to introduce facial recognition systems in airports to speed up immigration procedures.
今年政府は、入国審査の手続きのスピードを上げるために、空港への顔認識システムの導入を計画している。

 

⑤プライバシーの侵害

監視社会において心配されるのが、プライバシーの侵害ですよね。

プライバシーの侵害は、いくつかの表現があります。

 

breach of privacy

intrusion of privacy

infringement on someone’s privacy

invasion of privacy

violation of privacy

 

たくさんありますね!

私はよくintrusionとinvasion を使っていましたが、どの表現も聞いたことがあります。

 

上記はすべて名詞ですが、それぞれ動詞にするとこうなります。

breach someone’s privacy

intrude on someone’s privacy

infringe someone’s privacy

invade someone’s privacy

violate someone’s privacy

 

いかがでしたでしょうか。

監視社会と聞くと怖い気もしますが、その分安全・便利というメリットがあります。

監視されて息苦しい、ととるか、監視して安全で便利な生活を守ってくれているとるか・・・。

難しいところですが、個人的には、
今後どんな最新テクノロジーが登場し、私たちの生活がどう変わるのか、とても楽しみです!

 

 

(written by asuka)

 

2017年夏に第一子を出産した専業主婦です。 

英語を勉強するのが趣味!と自己紹介していたほど英語が好きで、学生時代にはTOEICの勉強にドはまり。オーストラリアやニュージーランド、アメリカへの短期留学の経験があり、海外旅行も大好き。 妊娠するまで7年ほど英会話教室に通っていました。

今英語の勉強を頑張っている皆さんのお役に立てるようなコンテンツや、海外で経験したエピソードなどをご紹介していきます!

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[ Big brother societyとは?防犯カメラ、顔認... ]asuka,日常英会話2019/02/23 17:14