実写版わんわん物語(Lady and the Tramp)に出てくる英語表現

アメリカ在住のYonaです。
 
今月12日からアメリカでDisney Plusがリリースされました。
 
 
Disney Plus限定で公開されている
 
実写版のわんわん物語(Lady and the Tramp)
 
が見たかったので、リリース日に契約をしてしまいました。
 
 
ということで今回は、実写版Lady and the Trampに出てくる表現をご紹介します。
 
できるだけ日常会話でも使える表現や面白い表現をピックアップしたので覚えて使ってみてください。
 
 

アジア圏でのDisney Plusのリリースは2年ほど先になる予定とのことですが、公開されたらぜひアニメ版と見比べてご覧くださいね。
 
 
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Make myself clear

Ladyがネズミを追い払うシーンで
 
I hope I made myself clear!
 
と言っています。
 
 
Make myself clearは、相手に自分の意見をはっきりとわからせるという意味を持った表現です。
 
 
よくドラマや映画では「Do I make myself clear?」と疑問形で使われます。
 
これは日本語に訳すと「(私が伝えたいことを)わかった?」という意味になり、自分の意見をはっきりと伝え念を押す際に使われます。
 
何かにうんざりしたり怒っている場合に使うことが多く、かなり強いネガティブな表現です。
 
 
つまりLadyは、家の敷地に入って卵を食べたネズミを追い払い、
 
I hope I made myself clear!
(どうなるかわかったわね!)
 
と伝えているのです。
 
 
 

Bust out

Dog Catcherに捕まったPegが、Trampに
 
feel free to bust us outta here
 
と言います。
 
 
Bust outは脱走する、逃げ出す、脱獄するという意味で使われるスラングです。
 
Bust自体に破裂するという意味があるので、Bust outで勢いよく飛び出しているイメージを持つとわかりやすいと思います。
 
 
つまりPegはTrampに
 
Feel free to bust us outta here.
(どうぞお気軽にここから出しておくれよ。)
 
と頼んでいるわけです。
 
 
bust捕まるという意味で使われることもあります。
 
I have to go to a detention center to see my damned brother because he got busted for drunk driving!
(うちの馬鹿な弟が飲酒運転で捕まったから拘留所に行かなきゃいけないのよ!)
 
併せて覚えておきましょう!
 
 
 

Lay low

Dog CatcherがしつこくTrampを探し回っているシーンで、Trampが
 
I gotta lay low for a while.
 
と言っています。
 
 
Lay low(Lie low)には、隠れるおとなしくするという意味があります。
 
直訳すると低く伏せるとかうずくまるという意味になりますが、転じて注目を引かないようにし大人しくして見つからないようにするという場合に使われます。
 
 
The celebrity needed to lay low after she received severe criticism.
(そのセレブリティーは、厳しい批判を浴びてから大人しくしなければならなかった。)
 
Trampのセリフも上の例文も本来文法的にはLie lowが正解になりますが、Lay lowも正解とされていて、どちらも聞くことがあります。
 
 
つまりTrampはDog Catcherに捕まらないよう
 
I gotta lay low for a while.
(しばらくおとなしくしていよう。)
 
と言っているわけです。
 
 
 

In the nick of time

Ladyを助けにやってきたTrustyをTrampが
 
Oh no! It’s Officer Trusty, help! Just in the nick of time!
 
と言って茶化します。
 
 
In the nick of timeは、間一髪で、すんでのところでという意味で使われます。
 
危ういところをぎりぎり間に合ったという場合に使われます。
 
 
つまりTrampは
 
Oh no! It’s Officer Trusty, help! Just in the nick of time!
(トラスティ警官、助けてくれ!間一髪だったよ!)
 
と言って、茶化しています。
 
 
Trustyはブラッドハウンドという犬種で、鼻がよく利くため警察犬として働いている子が多いです。
 
アニメ版では彼のおじいさんが警察犬として働いていたことが語られたり、自慢の鼻で方向を割り出しDog Catcherを追いかけるシーンがありました。
 
実写版でも大活躍ですので、彼にも注目してご覧ください。
 
 
 

Push it

Trustyを茶化したTrampにJockが
 
Hey! Don’t push it!
 
と言います。
 
 
Don’t push itは、調子に乗るな、図に乗るな、悪ノリするなという意味で使われます。
 
誰かを苛立たせるような行動をしているのを見て、それを制したいときに使われる表現です。
 
 
つまりJockはTrustyを茶化しているTrampに
 
Hey! Don’t push it!
(ちょっと!調子に乗らないで!)
 
と言っているのです。
 
 
 

Cat got your tongue?

Siamese cats(シャム猫)のSiとAmが部屋に悪さをし、Ladyが
 
「I’m telling (what you did)」
 
と言ってAunt Sarahを呼ぼうと吠えるものの聞き入れてもらえません。
 
Ladyがその対応に唖然としているところ、SiとAmが
 
Cat got your tongue?
 
といじわるそうに声を掛けます。
 
 
(Did the) Cat got your tongue?は、自分が悪いことがわかっていて黙っている相手に対して「なぜ黙っているの?」と尋ねる場合に使います。
 
よく大人が子供に怒るときに使われる表現で、例えば、子供に悪さをした理由を聞いているのに黙りこくっているときに使います。
 
 
映画では少し使い方が違うのですが、唖然としているLady に対してSiとAmは
 
Cat got your tongue?
(なぜ黙ってるの?)
 
と茶化しています。
 
 
アニメ版のSiとAmはアジアンな曲に合わせて歌っていました。
 
これが差別的にも取れることを恐れたのか、実写版ではかなり変更が加えられていました。
 
どのように変更されたのか、そちらも併せて確認してみてください。
 
 
 

At someone’s beck and call

Dog poundで、PegがTrampについて歌う中で
 
Oh, just don’t expect him at your beck and call
 
という歌詞が出てきます。
 
 
At XX’s beck and callは、XXの言いなりになる言うことを聞くという意味になります。
 
Beckには手招きするという意味があり、Call呼ぶという意味。
 
その人が呼んだらすぐにやってきて対応する様から、従者のように言いなりになる、手足となって働くという意味になっています。
 
 
つまり、Pegは
 
Oh, just don’t expect him at your beck and call.
(あら、彼が言いなりになるなんて期待しないで。)
 
と歌っています。
 
 
 

No ‘count

Pegの歌の歌詞の中に
 
I guess he’s just a no ‘count pup
 
と出てきます。
 
 
No ‘countとはNo-accountの事です。
 
価値や重要性が無い、役に立たないという意味になります。
 
 
つまり、Pegは
 
I guess he’s just a no ‘count pup who’ll ditch you on the double.
(彼は、あなたの事をすぐに捨ててしまうただ価値の無い犬なんだと思うわ。)
 
と歌っています。
 
 
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Safe and sound

Ladyが家に帰ってきたところをAunt Sarahが
 
Thank goodness she’s safe and sound.
 
と声を掛けます。
 
 
Safe and sound無事でという意味になります。
 
昔はSound健康なという意味で使われていたそうです。
 
このことからSafe(安全な)とSound(健康な)で無事でという意味になります。
 
 
つまりAunt sarahは、
 
Thank goodness she’s safe and sound.
(彼女が無事で本当によかったわ)
 
と言っているのです。
 
 
日常会話でもよく使う言葉です。
 
Is your daughter coming back from her study abroad? Hope she gets back home safe and sound.
(娘さんが留学から帰ってくるの?無事に帰ってくるのを願っているわ。)
 
Thank God, your son was found all safe and sound.
(よかったですね。息子さんは無事に見つかりましたよ。)
 
 
 

Look what the cat dragged in!

落ち込んでいるTrampの元にやってきたBullが
 
Look what the cat dragged in
 
と声を掛けます。
 
 
Look what the cat dragged inは直訳すると猫が引きずり込んだものを見てです。
 
猫ちゃんを飼っていると死んだネズミなど人間が予期しない驚くようなものを持って帰ってくることがありますよね。
 
転じて、予期せぬ場所で珍しい人に会った場合に「誰かと思えば!」のような意味でこの表現を使います。
 
 
映画ではPegとBullは落ち込んでいるTrampを見て、
 
Bull: Look what the cat dragged in.
(おいおい、誰かと思えば。)
 
Peg: I don’t know. This guy, he looks too blue to be the Tramp.
(そうかしら。この男はトランプにしてはブルーすぎるわ。)
 
と話しているのです。
 
 
この表現では悪い意味でも使うことができます。
 
例えば嫌っている人や歓迎したくない人が来た場合にこんな風に言ったりします。
 
Well well, look what the cat dragged in. How dare you come in here.
(あらあら、誰かと思ったら。よくもここに来れたものね。)
 
 
併せて覚えておきたいのが、Like something the cat dragged in
 
猫が拾ってきたもののようにすごく汚いという意味になります。
 
Oh no, what happened!? You look like something the cat dragged in!
(なにがあったの!?ものすごく汚れているけれど。)
 
 
 

What is the world coming to

PegとBullの新しい生活についてTrampが
 
What is the world coming to!
 
と叫びます。
 
 
What is the world coming to!は、何が起こってるんだ!という意味です。
 
過去と比べて変わったことに驚いていた時に使います。
 
 
つまり、Trampは
 
What is the world coming to!
(一体何が起こってるんだよ!)
 
とショックを受けているのです。
 
 
 
以上、ディズニープラスの実写版わんわん物語で出てくる表現をご紹介しました。
 
 
 

(written by Yona)

 

アメリカ合衆国テキサス州在住。
メキシコ系アメリカ人の主人と結婚後、渡米。
現在、スペイン語習得に向けて勉強中。

アメリカやメキシコの文化・イベント、日常会話で使える表現・単語を紹介しています。

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[ 実写版わんわん物語(Lady and the Tramp)に... ]Yona,ドラマ・映画・音楽・TED・ゲーム2019/11/25 10:03