お久しぶりです、アメリカ在住のMayです。
GivingTuesday(ギビングチューズデー)、ご存知ですか?
GivingTuesdayは、米国での感謝祭と、広く認知されているショッピングイベントであるブラックフライデーとサイバーマンデーの次の火曜日に行われます。
2021年は、2021年11月30日に開催されました。
ギビングチューズデーは、2012年にニューヨークのカルチャーセンターである92nd Street Yのベルファー・センター・フォー・イノベーション&ソーシャル・インパクトのチームによって
「人々に善行を奨励する日」
というシンプルなアイデアから創設され、それ以来、ソーシャルメディア、コラボレーション、キャンペーンを活用した世界的な寄付、慈善活動のムーブメントとなっています。
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、ソーシャルメディアで#GivingTuesdayというハッシュタグをみかけませんでしたか?
ギビングチューズデーは、ソーシャルメディアの力と世界中の人々の慈善心を利用して、地域や世界の喫緊の課題に時間、才能、資源を寄付することを奨励しているため、このハッシュタグを見かけた方もいるかもしれません。
昨年のギビングチューズデーでは、寄付額が大幅に増加し、
2016年に1億7700万ドルだったオンライン寄付額が、2020年には24億7000万ドルにまで成長しました。
ちなみにギビングチューズデーと火曜日が指定されてはいますが、
活動自体は基本的に期間は11月27日から12月3日までで、常に感謝祭の祝日の5日後に行われます。
誰がギビングチューズデーに参加できるの?
誰でも参加できます!
ギビングチューズデーは、個人、家族、非営利団体、学校、宗教団体、中小企業、企業など、幅広いパートナーの連合体によって構築されてきました。
世界中のどの国でも、ギビングチューズデイに参加している人や組織があります。
ギビングチューズデイに参加することは、寛大さを求める運動に参加することであり、その方法はたくさんあります。
声、商品、時間、お金など、どのような形であれ、寛大な心を持つことは困っている人々を助けることにつながります。
Giving Tuesdayのアイデア
GivingTuesdayへの参加方法は、単に寄付をすることだけではなく何百通りもあります。
例えば以下のような事が例としてあげられます。
・近所の人に親切心を伝える。
・ボランティア活動をしたり、自分の才能を発揮する
・自分にとって重要な目的のために声をあげる。
・医療従事者やサービス提供者など、自分の健康を犠牲にしてまで、私たちが必要とするサービスを提供してくれている人々に感謝の気持ちを伝える。
地元で開催される募金活動やコミュニティ・ドライブ、調整されたイベントに参加して、地域の人々や同じ関心を持つ人々と一緒に恩返しをしてみませんか。
・困っている人を助けるために、お気に入りの活動や募金活動をする。
・ハッシュタグ #GivingTuesday を使って、寄付や寛大さについて話す。
上記のように、お金で寄付すること以外にもアイデア次第で活動に関わることは十分に可能なのです!
また企業が主体となって参加することも多く、例えばバナナ・リパブリックは、ギビングチューズデーにセーター1枚の売上から10ドル、合計2万5,000ドルを「Feeding America」に寄付し、さらに3万5,000ドルを「CARE」に寄付しました。
また、親会社であるGAPは、ダンスチャレンジのビデオ1本につき5万ドルを上限として、Boys & Girls Clubs of Americaに寄付を行いました。
また今年はAppleがApple payを使って簡単に寄付しよう!と掲げている広告も目にしました。
私の勤務する会社では、従業員個人個人が各自簡単に寄付できるよう、Webサイトを用意してくれ、そのサイトから自分が寄付したい非営利団体を選んで寄付できました。
また会社の費用で従業員全員にそのサイトで使える$25(3000円ほど)のクレジットがもらえたので、そのお金を使って私もささやかながら非営利団体に寄付をしました。
たった$25だけど、誰かの役に立てばいいなと思います。
私の会社では普段からボランティア活動にも力をいれていて、会社の決めたボランティア活動期間にボランティアをするために有給で仕事を休むことができる、なんてベネフィットもあるので身近にそういった活動に参加できる機会があるのはとてもありがたいです。
多くの人がギビングチューズデーを評価しており、ホリデーシーズンの消費主義に「対抗する」方法として捉えています。
ブラックフライデーの後に行われるこの日のアイデアは、買うことから離れて、与えることに集中するというものです。
お返しをすること以上にホリデーシーズンらしいことはありません。
あなたの国や米国のコミュニティでどのようなお返しができるか、是非みなさんも来年は地域のGivingTuesday運動に参加してみてください。
(written by May)
アメリカ留学後、自由の国アメリカで働きたくて、インターンからの正規雇用を実現した20代女子。アメリカの会計士の資格を取得し、米系監査法人で働いてます!
インターンの研修先探しやビザ申請手続き、転職など、現在進行形の体験談を紹介します。