アメリカでHemp製品を勧められたら…Hempは大麻?危ない物?

アメリカ在住のYonaです。

先日、義母へのクリスマスプレゼントでハンドクリームを探していた時のこと。

義母はよく、

「手の関節が痛くてつらい」

という話をしていたので、店員さんに痛みを緩和するようなクリームを紹介してもらったところ、こちらの商品が出てきました。

恥ずかしながら「Hemp」というものを知らずその場で辞書で調べてみたら…

 

え、大麻なの?

 

結論だけ先に言うと、Hempは麻薬成分の入っていない大麻です。

私たちが何気なく日常生活に使っているものにも使われている安全なものです。

 

でもその時は、何も知らなかったので、ただただパニックで

「なんでこの店員さん、笑顔で大麻を勧めてくるの?」
「大麻って英語でMarijuanaじゃなかったっけ?」
「テキサスってMarijuanaは違法だよね?」
「日本に帰省する予定があるし影響が出たら困るからテスターに触らないでおこう」

などなど…

頭の中でめちゃくちゃ色々考えてしまいました。

(ただ記事のネタにはしたかったので写真は主人に撮影してもらいました(笑))

 

気になって帰宅してから色々調べてみたので今回は、Hempとは何なのかをご紹介します。

※Hempの使用を勧める記事ではありません。「アメリカではこんな商品が販売されているんだな」程度に読んでいただければ幸いです。

 

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Hempって何?Marijuanaとはちがうの?

National Institutes of Healthのティーン向けに易しく書かれた「What is Hemp?」という記事によると、

“Hemp” is another name for the Cannabis sativa plant and its products. This same species of plant is also called marijuana.
(ヘンプはカナビスサティバの別名で、それから作られた製品の事も意味します。同じ種類の植物の事をマリファナとも呼びます。)

 

じゃあやっぱりHempってMarijuanaなんじゃん!

と思いますよね。

しかし、HempとMarijuanaは別物として扱われています。

 

まず、MarijuanaにはTHC(delta-9-tetrahydrocannabinol)という成分が入っています。

この成分が使用者をいわゆる「ハイ」な状態にして、幻覚を起こしたり記憶や学習能力に影響を及ぼしたりします。

 

次に、Hemp繊維として安全に利用するために品種改良した麻で、Industrial hemp(産業用大麻)とも呼ばれます。

Hempに含まれるTHCの含有量は0.3%未満!

摂取したところでMarijuanaのような麻薬的な効果は得られません。

 

先程、繊維として利用するためと書きましたが、Hempは家具や洋服に使われる布やワックス、ロープや紙などに使われています。

また、滅菌した種はシャンプーや石鹸、ボディローション、食品などに使われています。

つまり、知らず知らずのうちの私たちはHempを使った製品を使用しているのです。

 

日本では法律的にどうなの?

前項で、Hempは安全で身の回りの製品に使われている安全なものだと説明しました。

法律的にどうなっているのかというと、アメリカでは今のところ、

Hemp製品を輸入して使うことはOKで、栽培はダメ

です。

 

ただ、先日12月13日に産業用大麻を規制物質法の対象から外す法案が可決されました。

この法案が成立しHempが規制物質法の対象から外れれば、大規模栽培が可能になります。

これからどんどんHempを使った製品を見ることになるかもしれません。

 

では、日本ではどうでしょう?

 

日本ではTHCの含有率に関わらず大麻の栽培、所持、譲渡を禁じています
(※但し、免許があれば栽培はOK)。

ただ、大麻取締法によると、

この法律で「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。

つまり、大麻の茎か種子は使用OKということ。

だから日本でも産業用大麻の繊維や食品を使った製品が世に出回っているのです。

 

例えば茎や実から作られるHemp oilHemp seedHemp milkなどは法律上OKなので、日本でも輸入、販売されています。

またこれらの商品が美容に良いとしてモデルさんが紹介していたりもするみたいです。

 

ただし、海外旅行等でHempと書かれた製品を購入するのは個人的には全くオススメしません。

なぜならその商品がTHCが基準値より低いだけで、茎や種子以外の部分を使っている可能性も十分有り得るからです。

購入するのであれば法律と製品を理解し、何かあっても無実を証明できる状態にしてから購入しましょう。

…リスキーなのでオススメしませんが。

 

以上、Hempについてご紹介しました。

 

(written by Yona)

 

アメリカ合衆国テキサス州在住。
メキシコ系アメリカ人の主人と結婚後、渡米。
現在、スペイン語習得に向けて勉強中。

アメリカやメキシコの文化・イベント、日常会話で使える表現・単語を紹介しています。

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[ アメリカでHemp製品を勧められたら…Hempは大麻?危ない... ]Yona,日常・旅行英会話,海外生活2018/12/25 16:49