mrsbです。
例えばあなたがトマトが嫌いな場合、日本語で
「トマト好きじゃないの?」
と聞かれたら
「うん、好きじゃない。」
という返答は自然ですよね。
しかし英語で
「Don’t you like tomatoes?」
と聞かれて
「Yes」
と答えると、
「Yes, I like tomatoes.」
という意味になってしまいます。
「Yes, I don’t like tomatoes.」 という答えは存在しないんですね。
この否定疑問文への返答にひっかかって私も何度もミスしたことがあり、ネイティブに
「?!?!どっち?!」
という顔をされたことが多々あります。汗
英語では事実に対してYes or No
英語では事実に対して、Yes or No。
こう覚えておくのが一番かなと思います。
Do you like tomatoes?
Don’t you like tomatoes?
You don’t like tomatoes, do you?
色々な質問のされ方がありますが、Don’t you~? で聞かれてるから…最後にdo you?と付加疑問文で終わってるから…などと深く考えずに、常に、
好きならYes, 嫌いならNoを通すこと。
否定疑問文の場合は、Don’t you がないものとして、単純に「トマトが好きなのかどうか?」を聞かれていると考えられると少し楽になるでしょうか。
このように英語ではトマトが好きなのか嫌いなのかの“事実に対して”常にYes/Noを答えます。
日本語では好きなの?好きじゃないんだよね?といった”質問そのもの“への回答をするため、それに慣れている我々日本人は英語の否定疑問文に戸惑ってしまうんですね。
練習してみよう
Aren’t you coming to the meeting?
(ミーティングに来られないんですか?)
・・・行けないときは何と答えますか?
→No, I’m not coming.
(いえ、行けないんです。)
You don’t like coffee, do you?
(コーヒー好きじゃないんだよね?)
・・・コーヒーが好きな場合の返事は?
→Yes, I like coffee
(うん、好きだよ)
I shouldn’t text him, should I?
(彼にメールしない方がいいよね?)
・・・しない方がいいと言いたいときは?
→No, you.shouldn’t.
(いやしない方がいいよ)
パッと返答が出てきましたか?
数をこなす必要はあると思うのですが、何となく「事実に対するYes/No」の返事のコツがつかめてきたでしょうか?
普段から英語返答モードにしてしまおう
そっか、と、頭のなかでわかってはいてもいざ会話の時にベラベラっと話されると、えっとどっちだっけ…と詰まってしまうことも。
なので、個人的には日本語の会話でも英語での返答モードにしてしまってもいいかな、と思うんです。
私がアメリカ留学から帰国後は英語の「事実に対してのYes/No」 という返事の仕方に慣れてしまっていたので、なかなか日本語の「質問に対してのYes/No」モードに戻れなかったのですが、会話ではあまり支障はなかったんです。
例えば・・・
風邪引いてない?
うぅん、引いてないよ。
電車に乗れなかったの?
うん、乗れたよ!
ビール飲めないんだよね?
いや、飲めないんだ。
特に問題ないですよね。(微妙でしょうか?笑)
これに慣れてしまえば英語の否定疑問文も付加疑問文への返答も考えずに、すぐYes/Noが出てくるはずです。
否定疑問文は、単純な質問でも、Yes/Noの一言を間違えてしまうだけで真逆の答えになってしまうのでご用心です。
トマト大嫌いなのに、Yes/Noを間違った為にトマト好きと思われて、たんまりトマトを盛られてしまったら最悪・・・ですよね。笑
混乱しないように気を付けてくださいね。
(written by mrsb)