アメリカ在住のYonaです。
最近、主人とクリミナルマインドやシャーロックなどサスペンス系のドラマをよく見ています。
今回は、サスペンスで定番の殺人動機である「恨み」や「逆恨み」についてご紹介します。
ドラマや映画のあらすじを説明する時に結構使える表現なのでぜひ参考にしてくださいね。
恨むは英語で
「恨む」は英語で、
・Hold a grudge
・Resent
と言います。
Hold a grudge
Grudgeは「恨み」という意味の名詞で、誰かに何か悪いことをされたり言われたりして覚えた強い怒りや嫌悪の感情を表します。
Hold、Have、Bear、Keepのような動詞をGrudgeの前につけることで「恨みを持つ」という意味になります。
She holds a grudge against her classmate because the classmate gave away all of her secrets to everybody.
(彼女はクラスメイトに対して恨みを抱えている。なぜなら、そのクラスメイトが彼女の秘密を全てみんなにバラしてしまったからだ。)
例文のように、
Hold a grudge against + (人)
で、「(人)に対して恨みを抱える」という意味にすることができます。
基本的には対象者が「やったこと」に対する怒りや嫌悪ではなく、「対象者」に対する怒りや嫌悪を表します。
また、Grudgeは特に、怒りや嫌悪の感情を長期的に抱えている場合に使われることが多いため、「根に持つ」という風に訳すことができます。
Resent
Resentは「恨む」という意味の動詞で、誰かに何か悪いことをされて怒ったり嫌ったりすることを意味します。
The other brothers resented their father because he gave the company to the middle son.
(お父さんが真ん中の弟に会社を譲ってしまったので、他の兄弟はお父さんを恨んでいる。)
怒りや嫌悪のレベルで言うと、ResentよりもGrudgeの方が強いという印象があります。
またResentは恨むだけではなく、過去にやってしまった事を嫌に思う、後悔するという意味で使うこともあります。
The man resented getting a divorce because it hurt his children a lot.
(その男は離婚したことを後悔している。離婚したことで子供たちをひどく傷つけてしまったからだ。)
Hold a grudgeは人に対する恨みを表すのに対して、Resentはその人に対する恨みも、その人がやった事に対する恨みも表すことができます。
逆恨みは英語で
逆恨みは、こちらが恨みに思っていいはずの人から逆に恨まれることや筋違いな理由で恨んだり、意図を曲解して恨む事を言います。
これを英語で表す時は、文章で説明するのが良いと思います。
My neighbor injured my dog. They have a grudge against me because their reputation got bad among the neighborhood.
(隣人が私の犬に怪我をさせてしまった。そのせいで他のご近所さんの間で彼らの評判が下がってしまったため、私は彼らに逆恨みされている。)
The man saw his girlfriend and her male friend shopping in the mall. He held a grudge because misunderstood the situation and murdered them, but they were just out buying his birthday present.
(男は、彼女と彼女の男友達がデパートでショッピングしているところを目撃した。状況を勘違いして逆恨みし、彼女とその男友達を殺してしまったが、彼らはただ男の誕生日プレゼントを買いに行っただけだった。)
ちなみに、お互いに恨みあっている状態をMutual grudgeと言います。
以上、恨む、根に持つ、逆恨みは英語で何と言うかをご紹介しました。
(written by Yona)
アメリカ合衆国テキサス州在住。
メキシコ系アメリカ人の主人と結婚後、渡米。
現在、スペイン語習得に向けて勉強中。
アメリカやメキシコの文化・イベント、日常会話で使える表現・単語を紹介しています。