アメリカ在住のYonaです。
メキシコならではの調理器具や食器のご紹介、第2弾です!
アメリカでメキシコ系の家族と同居している私が家にある珍しい調理器具や食器を紹介しています。
日本のアマゾンでも手に入るものもあるので、気になったらぜひ検索してみてくださいね!
※以下、調理器具名は「スペイン語名(英語名)」でご紹介します。
第1弾、第3弾はこちら↓!!
Contents
Molcajete(Mexican Mortar and pestle)
Molcajete(モルカヘテ)は、ソースを作るためのすり鉢です。
例えば、
チレとパクチーが効いたトマトのソースSalsa(サルサ)やアボカドのソースGuacamole(ワカモレ)
を作るのに使います。
Molcajeteは玄武岩でできているものが一般的です。
玄武岩は表面に小さな穴がたくさん開いていてザラザラ、ゴツゴツしています。
このゴツゴツした表面が上手く材料を引っかけて潰しやすくしてくれます。
Liquadora y Procesador de alimentos(Brender and Food processor)
Molcajeteの難点は、やはりソースを作るのに時間と手間がかかること。
また大きくて場所を取るし、岩なのでめちゃくちゃ重いですし、
ゴツゴツしている表面が洗いにくくて大変です。
そのため最近では、
Liquadora(読:リクアドラ、日本語:ブレンダー)や
Procesador de alimentos(読:プロセサドール・デ・アリメントス、日本語:フードプロセッサー)
を使ってサルサやその他のソースを作ることも多いです。
手間を省くことができて時短にもなります。
叔母いわく、メキシコでは若者の一人暮らしでもブレンダーやフードプロセッサーを持っている人は少なくないとか。
ただ、たまに手間暇かけてMolcajeteでソースを作ると美味しいんですよね。
土鍋で炊いた米は旨い!のような感覚でしょうか。
Tazón de salsa(Salsa bowl)
Salsaはメキシコ料理に欠かせないソースです。
ステーキにもチップスにも何でもSalsaをかけて食べます。
Tazón de salsa(タソン・デ・サルサ)はSalsa用のお皿の事です。
メキシカンレストランでは、
頼んだメニューが出てくる前にトルティーヤチップスとサルサを出してくれるのですが、
サルサはこのような容器に入っていることが多いです。
よくみるとボールには足がついていています。
実はMolcajeteにも足がついていてそっくりな形をしています。
義父曰く、
Molcajeteで作ったSalsaやその他ソースは
他のお皿に移し替えたりせず石の鉢に入れたまま出すことが多いので、
プラスチックになってもこの形は残っているのではないかな?
とのことでした。
Tamalera(Tamales Steamer)
Tamalera(タマレラ)は、Tamalesを作るための大きな蒸し器です。
このブログでも何度か、大量にTamalesを作るTamaladoの様子をご紹介しています。
参考: メキシコの年末行事Tamalada!Tamalesを大量に作る!本場のレシピ♪
デザート用のタマレス、Tamales de Azucarの作り方!メキシコの年末行事Tamalada 2018年版!
その時に出てきた大きな鍋がTamaleraです。
私の日本の実家では2段蒸し器を使っていて、下の鍋にお湯を沸かして上の鍋に蒸したいものを入れるというものでした。
このTamaleraは、1つの大きな鍋です。
鍋底から10数cmのところが少し内側に出っ張っていて、穴の開いた鉄板が引っかかるようになっています。
その出っ張りから下に水を沸かして、鉄板を置き、その上に蒸したい具材を入れるという構造になっています。
(※鉄板だけどこかに行ってしまって見つからないので写真にはありません。)
また、Tamalesを作る以外にも
Frijoles(読み:フリホレス、英語:Refried beans、日本語:ビーンズ)
を大量に作る時にも使えます。
Frijolesはピントビーンズを茹でて柔らかくしたものを潰して更に油で炒めた食べ物のことで、
メキシコ料理には欠かせないおかずです。
時間がある時に大量に茹でておけば冷凍して保存でき、
好きな時にフライパンで温めて食べることができます。
大量に作るためにはこのTamaleraぐらいの容量がぴったりなんです。
続きはこちらから!
メキシカンの家にある調理器具や食器③
(written by Yona)
アメリカ合衆国テキサス州在住。
メキシコ系アメリカ人の主人と結婚後、渡米。
現在、スペイン語習得に向けて勉強中。
アメリカやメキシコの文化・イベント、日常会話で使える表現・単語を紹介しています。