我が家のバイリンガルJKが通っている高校は、帰国子女が3分の2を占める帰国子女受け入れ校です。
秋篠宮家の眞子様や佳子様が通ってらっしゃった大学の付属高校で、最近の眞子様のご婚約では報道陣がいっぱい押し寄せていて、同じキャンパスの高校生たちもカメラに手を振ったり^^;、なかなか貴重な体験もしたようです^^
入学前から聞いてはいましたが、世界各国から帰国子女が集まるこの高校、かなーーりいろいろと特殊なんです^^
帰国子女たちが通う高校の授業風景♪すべての漢字にカナが!?
帰国子女とはいっても、バックグラウンドは様々。
この高校の帰国子女入試の受験資格は、
「1年6カ月以上海外の学校に通っていて、帰国後5年以内の子」
というゆるいものなので、例えば、小学校6年で日本に帰国し、日本の中学校で3年間を過ごした子もいれば、アメリカで生まれ育ち、高校入学を機に日本に帰国してきたような子もいます。
つまり、持っている本質的な学力の差はそれほどないのでしょうけど、日本語力の差はかなり激しいのです^^
日本語力の差以外にも、履修範囲の違いも結構あるので、主要教科は4つにレベル分けされています。
レベル分けされている教科は、現代文、古典、英語、数学、世界史。
世界史は、日本語力で分けられているそうです。
それ以外のレベル分けされていない教科、例えば、生物では、なんと、先生が黒板に書くすべての漢字にフリガナがふられているのだそうです!どんなに簡単な漢字にも!
これは衝撃的でした^^;
うちのバイリンガルJKも、中2の途中で帰国した時は、授業で使う日本語にかなり苦労したようで、受験勉強を機にかなりキャッチアップはしましたが、いまだに、「用いる」を「よういる」と読んだり^^;
偏差値的にはかなり高い高校なのに、こんな子だらけの高校なので、
「説く」ってどういう意味ですか?
というレベルの言葉の質問が授業中に飛び交っていたり、「保護者」の意味が分からず、お手紙が保護者に渡っていなかったりなど!
そして、そんな状況を普通に受け入れている、残り3分の1の、全国から集まった、超難関筆記試験を突破してきた学業超優秀な一般生たち。
なんとも面白い風景が繰り広げられているみたいです^^
「ぼっち」でも全然平気!
我が家のJKも言ってましたが、この高校の何がラクかって、
校内で一人で行動していても、全然浮かないし、何とも思われないのがすっごいラク。
と。
一般的に、中高生の女子の世界って、グループ行動が基本で、ぼっちの子は「かわいそう」みたいな目で見られるらしいのですよね^^;
確かに、自分の中高時代を思い返してみても、
一人で行動する子=友達がいない子 or 周りに馴染めない変わった子
というレッテルがはられてしまうので、どこかのグループに属していないといけなくって、それが実はストレスだったような気がします^^;
これが日本特有のものなのかは分かりませんけど。
その点、この高校では、海外の学校生活で多様な価値観を体験してきた帰国子女が多いので、「人は人、私は私」が浸透しているのか、グループっぽいものはあるけど、それはとても緩いつながりで、
ぼっちでもなんとも思われないから、めっちゃラク。
なんだそうです。
同様に、「出る杭は打たれる」的なこともないそうで、日本の中学校時代の英語の授業中に、「英語見せびらかすなよ」とささやかれ、それ以来、わざと学校ではカタカナ読みをしていた次女は、
日本の中学校時代に比べたら、安心して自分の素を出せるようになった
とも言ってました。
つまりは、「他人に寛大」なんでしょうね♪
頼もしいことです♪