アメリカ在住のYonaです。
こちらテキサスではCovid-19の第二派が来ていて、マスク着用が強く義務付けられています。
オフィス勤務に戻っていた人が、また
WFH(Work From Home)
を始めるといった状況も起こっているみたいです。
まだバーチャルミーティングとはおさらばできないみたいですね…。
ということで今回は、最近よく聞くようになったZoomが頭につく英単語をご紹介します。
Zoomとは、SkypeやGoogle Hangoutのようなビデオカンファレンスができるサービスの事です。
Covid-19の影響で、個人でもビジネスでも利用されている人気のサービスです。
よく使われているせいか、最近Zoom XXのようにZoomが頭につく単語をよく聞くようになりました。
この記事では、いくつかピックアップしてご紹介します。
Zoom Fatigue
Fatigueは疲労や倦怠感を意味する形容詞です。
よく病気の症状を説明する時に使われます。
Zoom Fatigueとは、バーチャルミーティングによる疲労を意味します。
WFH(Work From Home)をされている方で、
I feel like virtual meetings make me more exhausted than in-person meetings…
(なんか普段の会議よりも、バーチャルの方がドッと疲れるんだけど…)
と感じられている方はこれに当たります。
なぜバーチャルミーティングをすると普段より疲労を感じてしまうのでしょうか?
理由の1つは、
Compared to having a conversation in person, you have to concentrate more in a video chat.
(対面の会話に比べてビデオチャットの方が集中しなければいけないから)
だそうです。
人は会話を行う際、無意識に表情や仕草、声色などから様々な情報を得て処理しているそうです。
しかしバーチャルだと、まずカメラフレームが固定されていて小さく表情や仕草などの情報が得づらくなります。
また、ラグが生じて会話のリズムが崩れたり聞きづらかったりもします。
そのため、脳が普段より集中して情報を集めようとして疲れてしまうんだそうです。
他にも疲労やストレスの原因として、
- ・大勢の人に一斉に常に見られている感覚を常に味合わなければいけないこと
- ・遊びも仕事も全て同じ場所で行わなければいけないので切り替えができないこと
- ・ウイルスさえなければ外に遊びに行けていたはずなのに…という自由を奪われた感覚があること
など様々な理由が挙げられます。
このような今まで無かった余計なストレスに毎日何時間もさらされることで、ドッと疲れてしまう人がいるのだそうです。
疲労を感じている方はできるだけビデオチャットをする回数を減らしたり、たまに自分のカメラを切ったりするといいのだそうです。
もし外出できるようであれば、少し太陽の光を浴びてリフレッシュするのもいいかもしれません。
Zoom FOMO
FOMOは、SNSが人気になってきた辺りから使われだした言葉で、
Fear Of Missing Out(見逃すことへの恐怖)
の略です。
SNS上に更新される新しい情報や面白いイベントを見逃したくないという思いや怖さを意味します。
そうした恐怖のせいでSNSから離れられない中毒になってしまうんですね。
Zoom FOMOは、これのZoomバージョンです。
最近はZoom飲み会のようなビデオチャットを使った集まりが流行っていますよね。
Zoom FOMOがある人は楽しい経験を逃すのが怖いため、そういったお誘いを断れないんです。
I have 3 virtual gatherings this weekend. I feel like I need some Me time, but I also don’t wanna feel like I’m being left out of the loop.
(今週末は3つもバーチャルの集まりがあるの。自分の時間が欲しい気もするけど、仲間はずれな感じを味わうのも嫌なのよね…)
FOMOの他にもMOMOやJOMOという言葉もあります。
MOMOはMystery Of Missing Outの略で、SNSに友達や家族が何も投稿していないことから「きっと私に秘密で何か楽しい事をしているんだわ…」と不安に感じてしまうことです。
JOMOはJoy Of Missing Outの略で、SNSから離れて自分の時間を楽しむことです。
I went hiking this weekend and walked on a mountain a whole day. It was great JOMO.
(週末ハイキングに行ってきて山の中を丸一日歩いたの!SNSを忘れられてよかったわ!)
Zoom Bombing
Zoomのセキュリティの脆弱性はWFHが盛んになった辺りからずっと指摘され続けています。
特にわかりやすく注意喚起をされていたのがZoom Bombing。
ミーティングに不審なアカウントが入ってきて、ミーティングを乗っ取る行為です。
レイシズムな発言を繰り返したり、ポルノ写真を共有してきたりとその手法は様々ですが、何にせよウェルカムな行為ではありません。
Zoom Bombing以外にもZoom raidingやZoom atacksという言葉も使われますが、意味は同じです。
また、日本語ではそのままZoomボミングと言われたり、Zoomでのテロ行為と言われたりしています。
Zoomミーティングのホストをする場合、
・ミーティングIDやパスワードを毎回変更する
・ミーティング情報を不特定多数の人に配布しない
・待合室を作成してホストが招待した人のみがミーティングに入れるようにする
などといったZoom Bombing対策は必要不可欠になります。
実は最近ダンスフィットネスの先生を始めて毎週Zoomで授業を行っているのですが、授業の際はできる限り対策を講じるようにしています。
先日、他の先生から
I got Zoom bombed last week. A naked guy came into my class, but I didn’t notice it soon enough. Some of my students just left and never came back to the class… Yona, please be careful.
(先週Zoomボミングにあったのよ。裸の男が授業に入ってきたんだけど、私、すぐに気づけなくて。生徒さんが何人か出て行っちゃって帰ってこなかったの。Yonaも気を付けてね。)
という恐ろしい話を聞いたので、これまでに以上にセキュリティには注意を払っています…。
みなさんもお気を付けください!
以上、Zoomのつく英単語をご紹介しました。
(written by Yona)
アメリカ合衆国テキサス州在住。
メキシコ系アメリカ人の主人と結婚後、渡米。
現在、スペイン語習得に向けて勉強中。
アメリカやメキシコの文化・イベント、日常会話で使える表現・単語を紹介しています。