アメリカ在住のYonaです。
SNSで、首都圏で大雪警報が出ていた時の写真を拝見しました。
一時期東京に住んでいたことがあるのですが、こんな雪景色を見たことが無かったので本当に驚きました。
皆さんがお怪我などされなかったことを祈るばかりです。
私が住んでいる町では数日前、Winter Storm Warningという気象警報が出ました。
その影響でお仕事がお休みになった人が多かったようです。
ということで今回は、
・アメリカの気象注意報と警報
・Winter Storm Warningって?
をご紹介します。
アメリカ旅行中にいきなり悪天候に見舞われることも十分に有り得ます。
知っておくと役に立つ情報ですので、ぜひ参考にしてくださいね。
アメリカの気象注意報と警報
アメリカにも気象注意報、警報があります。
それが、
Outlook, Advisory, Watch, Warning
です。
これらは、
・その気象状況が発生する可能性がどれだけあるか
・その気象状況がどれだけ命を危険に晒すか
が考慮されてレベル分けされます。
危険度としては、
低 Outlook < Watch < Advisory < Warning 高
のようになっています。
気象状況によって定義が少し異なるのですが、それぞれをざっくり説明すると以下のようになります。
Outlook
Outlookは、予報です。
7日以内に危険な天候が発生するかもしれないという場合に発令されます。
長期的な予報なので、本当に起こるかどうかはまだわからない状態です。
Outlookが出ているのを見たら、その後数日間は天気予報を気にかけておくようにしましょう。
Watch
Watchは、注意報です。
危険な天候になり得る可能性がある場合に発令されます。
Outlookが長期予報なのに比べて、Watchは大体2日以内の予報です。
今後、気象状況が悪化する場合もあるので家の修復や食料の調達など準備をしておきましょう。
Advisory
Advisoryは、注意報です。
悪天候になり得る可能性が高い場合に発令されます。
Advisoryは、濃霧や高気温のようなWarningに比べて危険度の低い気象状況を対象としています。
それでも注意しないと命を危険に晒してしまう気象なので、十分に注意して行動しましょう。
Warning
Warningは、警報です。
もう既に危険な天候になっている、もしくは危険な天候が迫っている場合に発令されます。
Warningが発令されている状況下では、トルネードや豪雨など命の危険も考えられる気象が発生するので十分に注意する必要があります。
Winter Storm Warningって?
今回は一例として、私の町で先日発令されたWinter Storm Warningをご紹介します。
大雨、大雪、氷、強風など冬の危険な気象が発生している、もしくは発生しそうな状態で発令されます。
具体的には、
・5インチ(約13cm)以上の雪か霙が12時間以内に降る、もしくは7インチ(約18cm)以上の雪か霙が24時間以内に降る場合
・木が折れたり、ライフラインが切断されるぐらい厚い氷が張る場合
・雪か氷、もしくは両方が、強風とセットになって命を脅かす程危険になる場合
これら3つの条件が単体で発生したり、組み合わさって発生します。
関東で大雪警報が出た時、ある地域では20cmも積雪したと聞いています。
もしその時と同じ状況がアメリカで起こったらWinter Storm Warningが発令されたんだろうなと思います。
先日私の町にWinter Storm Warningが出た時は0℃前後の低気温で強風の中、雨や霰が降っていました。
その影響で地面が凍ってしまい、主要道路が通行止めになっていました。
私が住んでいる町では道路に氷が張ることは滅多にありません。
そのため、冬用タイヤを持っている人は少なく、地面が少しでも凍ったら事故防止で道路を閉めてしまうそうです。
主要道路が使えないおかげで、その日は仕事がお休みになった人が多かったようです。
アメリカの他の気象注意報や警報が気になる方は、こちらのサイトを参考にしてください。
以上、アメリカの気象注意報と警報をご紹介しました。
(written by Yona)
アメリカ合衆国テキサス州在住。
メキシコ系アメリカ人の主人と結婚後、渡米。
現在、スペイン語習得に向けて勉強中。
アメリカやメキシコの文化・イベント、日常会話で使える表現・単語を紹介しています。