アメリカ在住のYonaです。
前回の記事に続き、呪術廻戦の用語は英語で何というのか、紹介していきます。
呪力と術式を英語で何と言うか知りたい方は前回の記事↓をご覧ください。
本記事では術式の種類、領域展開、黒閃について説明しています。
以下、各用語やセリフの英語訳はCrunchyrollを参考にしています。
また、ここからはアニメ第23話までの内容を含みますのでネタバレにご注意ください。
生得術式
術式には生得術式と結界術の二種類があります。
Cursed techniques are fundamentally etched into your body from the day you’re born.
(基本的に術式は生まれながら体に刻まれているものだ。)
※呪力廻戦第一話、五条悟のセリフを抜粋
この先天的に持っている術式の事を生得術式Innate Techniquesと呼びます。
作中で術式という場合、大抵はこの生得術式を意味します。
結界術Barrier Techniquesや式神Shikigamiのような術式の簡単なものであれば、一定量の呪力と努力次第で使えるようになると明かされていますが、強い術式は後から頑張っても使えるようにはなりません。
そのため生まれ持った術式が弱かったり無いキャラクターは、それを補うために体術を鍛えたり、呪力の籠った武器である呪具Cursed toolを使って戦ったりしているようです。
相伝術式
Innate techniques can be passed down to children.
(生得術式は子供に受け継がれることがある。)
生得術式は親から子へ受け継がれることがあります。
呪術師の家系で受け継がれる術式をHereditary Techniquesと呼びます。
作中で登場する相伝術式は禪院家に伝わる十種影法術Ten Shadows Technique、狗巻家に伝わる呪言Cursed Speech、五条家に伝わる無下限呪術Limitless、加茂家に伝わる赤血操術Blood Manipulationです。
英文でCan beと書きましたが、その家系に生まれる子供が絶対に術式を受け継ぐというわけではありません。
例えば禪院真希・真依は伏黒と同じ禪院の血筋ですが、彼女らは十種影法術を使うことはできません。
結界術
Barrier technique is a technique that builds a barrier in order to conceal an area, protect the user or trap targets.
(結界術は結界を張ってエリアを覆い隠したり、術者を守ったり、ターゲットを閉じ込めるための術。)
補助監察官Assistant Directorの伊地知さんが任務を始める前に下ろしていた帳Veilや、京都校三輪ちゃんのシン・陰流:簡易領域New Shadow Style: Simple Domain、領域展開Domain Expansionがこの結界術に当たります。
前述の通り、簡単なものであれば呪術師ではなくても使える術もあります。
だから術師ではない補助監察官が帳を下せるのですね。
しかし、領域展開のような術式は複雑で使える術師は僅かです。
Even talented strong jujutsu sorcerers can not use domain expansion.
(才能のある強い呪術師でさえ、領域展開を使えない。)
領域展開
アニメ第23話で我らが恵ちゃんが不完全ではあるものの領域展開・嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)Chimera Shadow Gardenを使っていてテンションがぶちあがりました。
Domain expansion allows the user to trap the opponent and themself into a domain that only the user can control.
(領域展開は術者のみがコントロールできる領域に相手と術者本人を閉じ込めることができる。)
領域とは何なのか、領域展開の利点は何なのかは五条先生が第7話で説明してくれています。
This is Domain Expansion. You use cursed energy to construct an Innate Domain imbued with a cursed technique in your surroundings.
(これが領域展開。術式を付与した生得領域を呪力で周囲に構築する。)
※呪術廻戦第七話、五条悟のセリフ抜粋
領域は生得領域Innate Domainの略のようです。
生得領域とはThe mind that exists within everyone including humans and curses(人間や呪霊が誰しも持つ心)のこと。
呪力をつかって自分の生得領域を具現化したものに相手と自分を閉じ込めます。
五条先生曰く、
Spreading out a Domain consumes a ton of enegy, but its merits are worth the cost.
(領域を広げるのはめちゃくちゃ呪力を消費するけど、それだけに利点もある。)
※呪術廻戦第七話、五条悟のセリフを抜粋
One such benefit is the boost to stats due to environmental factors.
(一つは環境要因によるステータス上昇。)
※呪術廻戦第七話、五条悟のセリフを抜粋
Another is… that the techniques imbued in the Domain are guaranteed to hit within that Domain.
(もう一つ…領域内で発動した付与された術式は絶対当たる。)
※呪術廻戦第七話、五条悟のセリフを抜粋
領域内のデザインは創作主によって異なります。
例えば第七話の炎の術式を使う漏瑚の生得領域は、まるで火山の中にいるようなそこら中にマグマが流れている場所でした。
漏瑚自身が言っていたように、耐性の無い術師が領域に入ると体が焼かれてしまいます。
また、マグマや岩壁が近くにある場所は漏瑚にとって戦いの際に利用しやすい環境のように見えます。
黒閃
領域展開もかっこいいですが、黒閃もかっこよかったのでこちらで紹介したいと思います。
黒閃Black Flashはアニメ第19話で虎杖が東堂のサポートにより経験することができた現象です。
Black Flash is a distortion in space that happens when cursed energy strikes within millionths of a second after a physical blow. The force is 2.5 squared the power of a normal hit.
(黒閃は打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した際に生じる空間の歪み。威力は通常の2.5乗。)
呪力が打撃とほぼ同時に当たった場合、黒く光った呪力が稲妻のように迸ることから黒閃Black Flashと呼ばれています。
There are no sorcerers who can consistently use Black Flash.
(黒閃を選んで出せる術師は存在しない。)
※呪術廻戦アニメ第十九話、東堂葵のセリフを抜粋
However… Between those who have experienced Black Flash and those who have not, their distance from the core of cursed energy is like that of Heaven from Earth.
(だがしかし、黒閃を経験した者とそうでない者とでは呪力の核心との距離に天と地との差がある。)
※呪術廻戦アニメ第十九話、東堂葵のセリフを抜粋
虎杖はその後連続で黒閃をきめていましたが、私の推しであり黒閃経験者のナナミンは2回以上出すなら連続かその日のうちのほうが出しやすいと言います。
Once they land a Black Flash, sorcerers temporarily enter a state athlets call “the zone.”
(黒閃をきめると、術師は一時的にアスリートで言うゾーンに入った状態になる。)
※呪術廻戦アニメ第二十話、七海健人のセリフを抜粋
ちなみにナナミンの連続で4回出したことがあるそうで、
I just got lucky.
(運が良かっただけですよ。)
と天を仰ぎながら言っていました。
以上、呪術廻戦に出てくる用語についてご紹介しました。
(written by Yona)
アメリカ合衆国テキサス州在住。
メキシコ系アメリカ人の主人と結婚後、渡米。
現在、スペイン語習得に向けて勉強中。
アメリカやメキシコの文化・イベント、日常会話で使える表現・単語を紹介しています。