えりっくです。
前回の記事、ホームステイ体験記①「ハズレに当たってしまった・・」の続きです。
留学生を受け入れるにあたり、ホストファミリーにはいくつかの規則があります。
例えば、
- ・ランチを作って持たせる
- ・部屋に勉強机と椅子を置く
など、留学生のサポートをするように斡旋会社から指導が入ります。
ほとんどの家庭は、
「異文化を学びたい」
「自分の国で頑張っている学生をサポートしたい」
といった理由でホームステイを受け入れているので、規則をしっかり守り、留学生の生活のお世話をしています。
留学生を受け入れる家庭には、ホームステイ斡旋会社や自治体などから謝礼金が支払われます。
そのため、収入の足しに留学生を受け入れている家庭も少なからずあります。
私が当たったホームステイのホストファミリーは、収入の足しにするために留学生を受け入れるタイプの人達でした。
そんな人達は果たして規則をきちんと守ってくれるのか?
それに対する体験記をご紹介したいと思います。
>> ホームステイ体験記②ランチを作ってくれたのは最初の1週間・・
>> ホームステイ体験記③ 登校初日、独りで家まで帰る試練が!
>> ホームステイ体験記④我慢の限界で、ついにさようなら・・
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ランチを作ってくれたのは最初の1週間
日本でいえば、お弁当は彩り豊かな栄養バランスも考えられたもの、というイメージが強いですよね。
しかし、海外でのお弁当(Lunch box)といえば、サンドイッチにバナナやシリアルバーだけ、といったシンプルなものが多いです。
私のホストマザーも、最初の1週間はパンにコールスローとハムを挟んだサンドイッチやシリアルバーなどを持たせてくれました。
しかし、そのあとすぐにホストシスターとブラザーが長期休みに入り、ランチが必要なのは私だけとなりました。
すると、ホストマザーは私にランチを作らなくなったのです。(苦笑)
ランチを作らないうえに、朝も起きなくなり、私は朝起きて勝手にシリアルなどを食べ、食器を洗い、誰にも挨拶することなく家を出る日々になりました。
ランチはスーパーで購入した食べ物や、学校の売店やカフェで済ませるようになりました。
同じホームステイをしている仲間がランチボックスを持ってきているのを眺めて「いいなぁ」とぼんやり思ったことを覚えています。
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部屋にあるのはベッドだけだった
勉強に集中できるように、留学生が使う部屋には勉強机と椅子を置かないとホームステイ先として認定してもらえません。
私の他にももう1人、韓国人の高校生がホームステイしていましたが、彼の部屋には机と椅子、タンスなどが完備されていました。
しかし、私の部屋にはベッドが部屋の真ん中にドン、と置いているだけの、ただのゲストルームでした。(涙)
ホストマザーに、
「うちの子供達は皆ベッドで勉強しているから」
と言われましたが、納得いかず、斡旋会社の日本人コーディネーターに文句を言うと、彼女からホストマザーに
「机と椅子が無いのは規則違反だからすぐに置くように」
と電話がかかってきたそうです。
半分ふてくされながらホストマザーは、庭に放置されていた小さいガラステーブルと椅子を部屋に置いて一言。
「We solved a problem.」
(問題を解決した)
と言いました。
いや、確かにテーブルと椅子だけど、小さいしガタガタするしサビてるし、とても使えたものではありません。
本当にお金が欲しいだけで、留学生のお世話など、そういったことに感心が無いんだな、と実感しました。
そんなことが重なって、「家にいたくない」という気持ちが強くなり、3ヶ月のホームステイ契約でしたが2ヶ月半で終了させてしまいました。
ホストファミリーとの相性って大事だと思います。
相性がピッタリで、週末は家族皆でお出かけしたり、2年以上お世話になっている、という人もいます。
私のように相性が合わず、ステイ先を変えたり、ルームシェアを始めたり、ひどい人では家に帰ると自分の荷物が外に全部出されていた、というケースもありました。
もし「相性が合わないな・・」と感じたら、ホームステイのコーディネーターに相談するようにしましょう☆
すぐに何らかの対応をしてくれますよ。(^_^)
そして、試練はまだまだ続く・・ >> ホームステイ体験記③ 登校初日、独りで家まで帰る試練が!
(written by えりっく)