えりっくです。
ホームステイは、家族の一員として接してもらう・お世話してもらうのも魅力のひとつですよね。
私の知り合いは、
「4才の女の子の髪を可愛く結んでお姫様ごっこして遊んだ」
「ホストファザーと休日に庭でBBQをしながらビール飲みまくって泥酔した」
など、家族として楽しい思い出を作っている人ばかりで、とても楽しそうでした☆
(一旦帰国したけど、またホストファミリーに会いたくて再留学していた子もいました)
家族の一員なので、身の回りの世話ももちろんしてもらうのですが、私の場合はそれすらも苦難に満ちたものでした。(苦笑)
いくつか抜粋してご紹介して、最後結局どうなったのか、書き記していきたいと思います。
>> ホームステイ体験記②ランチを作ってくれたのは最初の1週間・・
>> ホームステイ体験記③ 登校初日、独りで家まで帰る試練が!
>> ホームステイ体験記④我慢の限界で、ついにさようなら・・
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洗濯物がやっと返ってきた!・・けどなんかクサイ!!
身の回りの世話、ということで、“洗濯”も、もちろんお願いするのですが、それが辛かったです。
何が辛かったかというと、
- ・洗濯物を出すと1週間近く返ってこない
- ・やっと返ってきたと思ったら生乾きの変なニオイがして洗濯前よりクサイ
- ・靴下が片方だけ無くなっている
- ・なぜか下着にまでアイロンがかけられている
忙しいのか、洗濯機を回したことを忘れるのか、洗濯物は1週間近く返ってこず、やっと返ってきたと思っても
「2日は洗濯機の中に放置しましたよね?!」
というようなイヤなニオイがプンプンし、靴下は片方無くなっている、ということがしょっちゅうでした。
そして全ての衣類(下着含む)にアイロンがかけられていて、着れなくなってしまった服がいくつかありました。
3ヶ月の契約でしたが2ヶ月でホームステイを止めたのは、この洗濯物問題が大きかったですね。
ルームシェアを始めて一番嬉しかったのは、洗濯を自分ですることが出来たことでしょうか。(笑)
それくらい地味にストレスでした。
洗濯物のストレスをネイティブの友人にぼやいたら、シリアスな顔で
“I feel sorry for you.”
(それは残念ですね。/かわいそうに。)
と言われる始末でした。(^_^;)
家庭によっては、柔軟剤の香りがキツ過ぎたりする家もあるので、洗濯物って何気にストレスになってしまうポイントなのではないかと思います。
ただ、こればかりはホストファミリーのやり方があるので、従うか、洗濯は自分でさせてもらうか、家を離れるか、のどれかしかないのではないでしょうか。(私は即離れました。 笑)
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家を出る日、朝から誰もいない・・
色々な出来事が重なって、契約終了予定の1ヶ月も前に家を出ることにした私。
ホストマザーに伝えると、
「あら、そう。まあホームステイは費用が高いしね」
とすんなり受け入れてくれました。
「来週の土曜日に出ます」と伝え、了解も得ました。
さて、家を出る日になり、朝起きるといつもは9時過ぎまでダラダラと寝ているホストファミリー全員いないではありませんか!
さようならのメモ書きひとつなく、家の鍵はどうするか、などの指示もなく、最後の最後まで苦笑いさせてくれる家でしたね。(^_^;)
いつものようにひとりでシリアルを食べ、食器を洗い、鍵をポストに入れてひとりスーツケースを持って家を出ました。
ホームステイを終えて嬉しいやら、悲しいやら、よくわからない感情を抱きましたが、
これも経験だ!
と自分に言い聞かせ、新たな生活をスタートさせました。
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ホームステイ斡旋会社に怒鳴り込み!?その理由は・・?!
ホームステイを離れてルームシェアを始めて1週間ほど経った頃、たまたま学校でホームステイ斡旋会社の日本人スタッフの女性に会いました。
その方によると、私が家を出た次の日に、ホームステイ斡旋会社にホストマザーが乗り込んできたらしいのです!
「留学生が出て行ったから報酬金を払え!」
と、かなり強い口調で言ってきたそうです。
やっぱりお金目当てで留学生を受け入れていたんだー・・
と、話を聞いて妙に納得というか、しっくりきました。
ちなみに、ホームステイ3ヶ月分の費用を学校に納めていましたが、実際は2ヶ月で終了したので、私への返金手続きなどの事情で報酬金はその場では支払われることはなく、ホストマザーは不満げな顔のまま去っていったそうです。
帰国してもホストファミリーと手紙やメールのやりとりを続ける方も多いですが、私達はそれっきり会うことも、メールさえも交わすことがありませんでした。
正直、「ホームステイで良かったところは?」と聞かれても思い浮かばないのが私のホームステイ体験でした。
ただ、これは本当に、かなりまれな大外れのファミリーであると思います!
完
(written by えりっく)