※※※ この記事は映画「リメンバー・ミー」のネタバレを含みます。 ※※※
アメリカ在住のYonaです。
ディズニーの最新映画「リメンバー・ミー」の舞台はメキシコ!
メキシコ系の家族に嫁いだ私が、映画に出てくるメキシコの伝統行事や音楽、言葉を紹介しています。
今回はネタバレを含む復習編です。
映画のセリフの中から日常会話で応用して使えるものをご紹介します。
是非覚えて使ってみてください!
前回までの記事をまだご覧になっていない方はこちらをチェック!
Contents
セリフに使われている英語表現や単語
紹介したい単語や表現はたくさんあるので、今回は
イメルダおばあちゃんに見つかって逃げるところからErnesto de la cruz(エルネスト・デ・ラ・クルス)と2人で話をするまでのシーン
からセリフをピックアップしました。
You’re ruining my life.
You’re ruining my life.
訳: おばあちゃんは僕の人生をめちゃくちゃにしてるんだ!
ミゲルを生者の国に戻そうとするイメルダおばあちゃんからミゲルが逃げるシーンで使われるセリフです。
Ruinは、台無しにする、ぐちゃぐちゃにする、破滅させるという意味の英語です。
ただただ邪魔したり壊すというわけではなく、完全にめっちゃくちゃにしてしまうという意味になります。
日常会話でも使う場合はこのように使うことができます。
My vacation was ruined by a heavy storm.
(私の休暇はひどい嵐で台無しだった…)
Nothing else mattered.
Nothing else mattered.
訳:何も問題なかった。
イメルダおばあちゃんがミゲルを説得するシーンで使われるセリフです。
Matterは重要な事柄がある、大きな違いがあるという意味の動詞です。
このセリフは次のように続きます。
But when we had Coco, suddenly there was something in my life that mattered more than music.
(でもココが生まれて、突然私の人生に音楽よりも大切なものができてしまったの。)
Matterはよく「問題」と訳されますが、そう訳してしまうと意味が通らないことがしばしばあります。
このセリフでも、子供が生まれたことはネガティブな事ではないので問題という訳はそぐわないですよね。
Matterは、その人に影響する重要な事柄や状況を意味すると覚えておくと良いと思います。
I wanted to put down roots.
I wanted to put down roots.
訳: 定住したかったの。
Put down rootsは、根をおろすという意味です。
植物が根をおろすという意味で使う言葉ですが、人に使う場合は定住するという意味があります。
ミュージシャンである旦那さんは各地を回って音楽を披露する生活をしていたため、イメルダおばあちゃんはそれが嫌だったのですね。
You were on fire tonight.
You were on fire tonight.
訳: 今夜の君は最高だったよ!
同じステージに出演していたLos chachalacosのメンバーがミゲルに言うセリフです。
On fireは火がついているという意味です。
人に対してon fireを使う場合は、絶好調だね!ノッてるね!という意味で使われます。
お仕事でたくさん案件をとったり、スポーツでたくさん点を決めたり…
普段よりも調子がいいなという人がいたらYou’re on fire today!と話しかけてみましょう。
It is an honor.
It is an honor.
訳:光栄です。
フリーダ・カーロに変装したヘクターに対して、セキュリティが言うセリフです。
It is an honor.は、光栄ですという意味のフレーズです。
通りがかりに言ったセリフなので非常に短いフレーズですが、日常会話では何に対して光栄なのか後ろに付けることが多いです。
It is an honor to meet you.
(お会いできて光栄です。)
I’m honored to hear that.
(そう聞いて光栄です。/そう言っていただけて光栄です。)
He’s alive! And a musician to boot!
He’s alive! And a musician to boot!
訳:彼は生きているんだ!おまけにミュージシャンなんだ!
Ernesto de la cruz(エルネスト・デ・ラ・クルス)がミゲルを紹介する時に出てくるセリフです。
To bootはその上に、おまけにという意味の言葉です。
AlsoやIn additionと同じ意味です。
このセリフのように文末に置くこともできますし、文頭に置くこともできます。
それにしてもTo bootだなんて、田舎の牧場がテーマになっている音楽Ranchera(ランチェラ)を歌っている歌手としてピッタリな言葉ですよね。
You look overwhelmed.
You look overwhelmed.
訳:圧倒されているようだけど。
自分に届いたお供え物を見せながらエルネストがミゲルにかける言葉です。
Overwhelmは、圧倒する、参ってしまうという意味の言葉です。
処理しきれない事柄や物に頭がいっぱいいっぱいになってしまったり、突然強い気持ちを抱いて困惑するというイメージです。
Being a working mom is really hard. I’m always overwhelmed thinking about my projects and my babies.
(働くお母さんって本当に大変ね。自分のプロジェクトや子供の事について考えるといつもいっぱいいっぱいになってしまうの。)
One cannot deny who one is meant to be.
One cannot deny who one is meant to be.
訳:自分に嘘はつけないよ。
ミゲルに家族を捨てて後悔しているかと聞かれたエルネストのセリフです。
Denyは否定する、拒むという意味です。
また、be meant to beは、~する運命だ、~であるべきだという意味を持ちます。
このセリフを直訳すると、人はなりたい自分を否定できない、となり、
つまり自分に嘘はつけないという意味の言葉になります。
ちなみに、この次のセリフにもbe meant to beが使われています。
And you, my great-great-grandson, are meant to be a musician!
(そして君は、僕の玄孫はミュージシャンになる運命なんだ。)
映画「リメンバー・ミー」には、紹介したいフレーズや単語はまだまだたくさんあるので、次回も映画のセリフの中から英語表現をご紹介します!
引き続きお楽しみに!
<映画「リメンバー・ミー」で英語学習シリーズ①~⑥>
(written by Yona)
アメリカ合衆国テキサス州在住。
メキシコ系アメリカ人の主人と結婚後、渡米。
現在、スペイン語習得に向けて勉強中。
アメリカやメキシコの文化・イベント、日常会話で使える表現・単語を紹介しています。