※※※ この記事は映画「リメンバー・ミー」のネタバレを含みます。 ※※※
アメリカ在住のYonaです。
ディズニーの最新映画「リメンバー・ミー」の舞台はメキシコ!
メキシコ系の家族に嫁いだ私が、映画に出てくるメキシコの伝統行事や音楽、言葉を紹介しています。
今回はネタバレを含む復習編です。
映画のセリフの中から日常会話で応用して使えるものをご紹介します。
是非覚えて使ってみてください!
前回までの記事をまだご覧になっていない方はこちらをチェック!
Contents
セリフに使われている英語表現や単語
紹介したい単語や表現はたくさんあるので、今回は
Ernesto de la cruz(エルネスト・デ・ラ・クルス)と話をしてから、ミゲルがセキュリティーに連れていかれるまでのシーン
からセリフをピックアップしました。
You will be my guest of honor.
You will be my guest of honor.
訳:君が主賓になるんだ!
Ernest de la cruz(エルネスト・デ・ラ・クルス)がミゲルを自分のショーに招待する時に言うセリフです。
Guest of honorとは、 その場所で最も重要なゲストのことを意味します。
日本語では主賓という意味になります。
フォーマルのパーティーやイベントで使われることがあるので覚えておくと便利です。
ちなみに、主賓の挨拶はGuest of honor’s speechと言います。
The guest of honor’s speech is in room 201 at 7 pm.
(主賓の挨拶は7時から201号室で行われます。)
Oh, how generous!
Oh, how generous!
訳:まぁ寛大なことで。
ヘクターとエルネストが再会するシーンで出てくるセリフです。
エルネストはヘクターの曲を歌う理由について
I only sang your songs because I wanted to keep a part of you alive.
(君が生きていた証を残したかったから僕は君の歌を歌っただけだ。)
という言い訳をしています。
それに対して、ヘクターはOh, how generous!と言ったわけです。
Generousは、気前が良い、寛大な、太っ腹なという意味がある形容詞です。
How 形容詞で、なんと~なんでしょうという意味の感嘆文が作れます。
つまりこのセリフは、言い訳をしたエルネストに対して「なんと寛大なんでしょう」と皮肉を言っているセリフなんですね。
ちなみに、感嘆文は日常会話でもよく使います。
You won a raffle and got a TV!? How lucky!
(くじ引きでテレビ当てたの⁉なんてラッキーなの!)
My ex is here at the party… Oh what a surprise…
(元カレがパーティーにいるんだけど…あーなんというサプライズなんでしょう…)
This calls for a toast.
This calls for a toast. To our friendship!
訳:これは乾杯をする必要があるな。私たちの友情に!
エルネストの映画「El camino a Casa」の中でボス役が入っていたセリフです。
記事に何度も登場してきていますが、A toastは乾杯という意味です。
またCalls forは、~するに値する、~する必要があるという意味です。
コレときたらアレが必要というようなセットをイメージさせる印象があります。
This calls for a group picture! Everybody! Get together!
(これは集合写真を撮らなくちゃ!みんな集まって!)
This hamburger is delicious! This calls for beer!
(このハンバーガーおいしい!これはビールが要るね!)
I would move heaven and earth for you, amigo.
I would move heaven and earth for you, amigo.
訳:君のためなら何だってするさ。
ヘクターの回想シーンに出てくるセリフです。
無理矢理にでも家に帰るというヘクターに対してエルネストがかけた印象的な言葉でした。
Move heaven and earthは、全力を尽くす、最大限の努力をするという言葉です。
天地を動かすぐらいの勢いで何かをするというイメージです。
この印象的な言葉のおかげで、ヘクターが亡くなる前の様子が映画にアレンジされたということにミゲルが気付いたんですね。
You walk me to the train station.
You walk me to the train station.
訳:君は僕を駅まで送ってくれた。
Walk (人) to (場所)は、(人)を(場所)まで送っていくという意味があります。
ついついYou walk with me to the train station.と言いがちですが、
これだと一緒に駅まで歩いたという意味で少し意味合いが変わってしまいます。
日常会話では、こんな感じで使えます。
My boyfriend always walks me to my house.
(いつも彼氏が家まで送ってくれるの。)
The kindergarten has school bus, so I just need to walk my child to the nearest bus stop.
(幼稚園バスがあるから、私は子供をバス停まで送っていくだけでいいのよ。)
I woke up dead.
I woke up dead.
訳:起きたら死んでいた。
Wake upの後に単語を足すことで、起きたら~だった、~しながら起きたと言うことができます。
I had a nightmare and woke up crying.
(悪夢を見て泣きながら起きた。)
It’s so hot! I woke up sweating.
(めっちゃ熱い!汗だくで起きたよ。)
You rat!
You took everything away from me! You rat!
訳:お前が俺から全てを奪ったたんだな!この裏切り者!
Ratはドブネズミのような大型のねずみです。
人に使う場合は、裏切り者やチクリ屋という意味になります。
You have to be willing to do whatever it takes to seize your moment.
Success doesn’t come for free, Miguel. You have to be willing to do whatever it takes to seize your moment. I know you understand.
訳:成功はタダでは得られないんだよ、ミゲル。チャンスをつかむためには何が何でもやらなければいけないんだ。君ならわかるだろう。
セキュリティに連れて行かれるミゲルに対してエルネストがかける言葉です。
Whatever it takesは、 どんなことをしても、何としても、手段を選ばずという意味です。
Be willing to doは、~しても構わないという意味です。
誰かに頼まれたり必要があったら嫌がらずにやるというイメージです。
辞書で調べると、進んで~する、喜んで~すると出てくるのですが、このように覚えてしまうと日常会話で勘違いを生む可能性があります。
Staff: Fries are not available right now. Are you willing to wait 10 minutes?
(フライドポテトは今すぐお出しできないのですが、10分ほどお待ちいただけますか?)
Customer: Yes, I’m willing to do it.
(ええ、構いませんよ。)
映画「リメンバー・ミー」には、紹介したいフレーズや単語はまだまだたくさんあるので、次回も映画のセリフの中から英語表現をご紹介します!
引き続きお楽しみに!
<映画「リメンバー・ミー」で英語学習シリーズ①~⑥>
(written by Yona)
アメリカ合衆国テキサス州在住。
メキシコ系アメリカ人の主人と結婚後、渡米。
現在、スペイン語習得に向けて勉強中。
アメリカやメキシコの文化・イベント、日常会話で使える表現・単語を紹介しています。