※※※ この記事は映画「リメンバー・ミー」のネタバレを含みます。 ※※※
アメリカ在住のYonaです。
ディズニーの最新映画「リメンバー・ミー」の舞台はメキシコ!
メキシコ系の家族に嫁いだ私が、映画に出てくるメキシコの伝統行事や音楽、言葉を紹介しています。
今回はネタバレを含む復習編第3弾です。
映画のセリフの中から日常会話で応用して使えるものをご紹介します。
是非覚えて使ってみてください!
前回の記事をまだご覧になっていない方はこちらをチェック!
Contents
- 1 セリフに使われている英語表現や単語
- 1.1 Welcome back. Anything to declare?
- 1.2 You know what? I’m just gonna zip right over. You won’t even know I’m gone.
- 1.3 Upsy daisy
- 1.4 We never made it to the ofrenda. We ran into a trouble.
- 1.5 Since it’s a family matter, the way to undo a family curse is to get your family’s blessing.
- 1.6 Whoa! Miguel! Can’t have you fainting on us.
- 1.7 Nailed it!
- 1.8 Well, technically, she can add any condition she wants.
- 1.9 Disturbing the peace. Fleeing an officer. Falsifying a unibrow.
- 1.10 You need to clean up your act.
- 1.11 I’ll make it worth your while.
セリフに使われている英語表現や単語
紹介したい単語や表現はたくさんあるので、今回は
ミゲルが死者の国に着いてからヘクターと出会うまでのシーン
からセリフをピックアップしました。
Welcome back. Anything to declare?
Welcome back. Anything to declare?
意味:おかえりなさい。何か申告するものはありますか?
Land of the Deadの税関で言われた言葉です。
映画ではLand of the Deadのゲートは空港のようになっていて、出入国審査や税関の様子が描かれていました。
ゲートでは入国者に向けて
Welcome back to the Land of the Dead. Please have all offerings ready for re-entry.
(死者の国へおかえりなさい。再入国の際は、お供え物を全てご準備ください。)
と言う放送がかかっていましたね。
税関では、ガイコツたちが生者の国から持って帰るお供え物をチェックしているようです。
Declareは空港で使われる場合(課税品を)申告するという意味になります。
海外に行ったことがある方は飛行機で配られる税関申告書を書いたことがありますよね?
あの申告書や税関申告は英語でCustoms declarationと言います。
今度海外に行かれる際、英語版を見る機会があればぜひ見つけてみてください。
You know what? I’m just gonna zip right over. You won’t even know I’m gone.
You know what? I’m just gonna zip right over. You won’t even know I’m gone.
意味:あのさ、俺ダッシュで生者の国行ってくるわ!本当に行ったのか君がわかんないぐらい早くね!
ヘクターが出国審査に引っかかった時に係員のお姉さんに言った言葉です。
Zipは、迅速に移動するという意味があります。
Rightをつけることでめちゃくちゃダッシュで行ってくるね!と速さを強調することになります。
このZipは日常会話にも使える表現で、こんな感じで使えます。
I’m gonna zip over to the supermarket. Do you need something?
(ダッシュでスーパーに行ってくるけど何かいる?)
Upsy daisy
Upsy daisy
意味:よっこいしょ
ヘクターが出国審査の窓口から生者の国側に抜け出し橋に埋まってしまったところ、警備員がやって来てこの言葉を言いながらヘクターを引き抜きます。
Upsy daisyは何か重いものを上に持ち上げる時に使います。
よくハイハイしている赤ちゃんを抱き上げる時にお母さんが言う言葉でもあります。
日本語のよっこいしょに近いです。
We never made it to the ofrenda. We ran into a trouble.
We never made it to the ofrenda. We ran into a trouble.
意味:オフレンダまでたどり着けなかったよ。トラブルがあって。
おじさん、おばさん達は家族に会いに行く途中でミゲルに出会ってしまったため、そのまま死者の国に引き返したんですよね。
Make it toで~に間に合う、出席する、たどり着くという意味があります。
Make it toもよく日常会話で使われます。
例えば、来ないと思っていた人が遅れてやってきたときにはこんなふうに言います。
Hey! you made it! I thought you wouldn’t come.
(間に合ったね!もう来ないかと思ってたよ!)
Since it’s a family matter, the way to undo a family curse is to get your family’s blessing.
Since it’s a family matter, the way to undo a family curse is to get your family’s blessing.
意味:これは家族の問題だから、家族の呪いを解く方法は家族から許可を得ること。
Undoは一度してしまったことを元通りにするや、元に戻すという意味があります。
この場合は呪いにかかってしまう前に戻すということになります。
Undoは、よくパソコンやソフトウェアの操作などで必要になる言葉です。
Officeや写真編集ソフトに「ひとつ前に戻る」というという機能がありますよね。
英語ではこの機能をUndoと言うので、覚えておくと良いでしょう。
Whoa! Miguel! Can’t have you fainting on us.
Whoa! Miguel! Can’t have you fainting on us.
意味:おーっと!ミゲル!君を気絶させるわけにはいかないんだよ!
have ○○ doingで、○○を~にしておくや○○に~させるという意味があります。
Faintには気が遠のく、気絶するという意味があるので、
この場合は君を気絶させる事は出来ないという意味になります。
また、on usをつけることで私たちがいる状況で気絶しないでという意味なります。
Nailed it!
Nailed it!
意味:ばっちり!
the Department of Family Reunionsのエージェントが呪いを解くための説明をするところにこのセリフが出てきます。
エージェントがイメルダおばあちゃんに花びらを持ってミゲルに向かって名前を呼ぶように言います。
それを実行したイメルダに対してエージェントが「Nailed it!」と言います。
このNailed it!はスラングで、
すごいね!や、決まったね!、うまくいったね!
のような意味があります。
日常会話では例えば難しいテストに合格した人に対して
You nailed it! Congratulations!
(すごいね!おめでとう!)
と言って頑張りを讃えます。
Well, technically, she can add any condition she wants.
Well, technically, she can add any condition she wants.
意味:一応、形の上では、彼女がつけたければどんな条件でもつけられるよ。
イメルダおばあちゃんが「もう二度と音楽をしないこと」という条件をミゲルに言い、ミゲルがそれに対して抵抗をした時にエージェントが説明したセリフです。
Technicallyは、辞書で引くと技術的にや工業的にと出てきますが、
日常会話で使う場合は、形の上では、表向きは、名目上はという意味で使われることが多いです。
ドラマや映画などでもよく出てくるので覚えておくと便利です。
また、Conditionは条件という意味があります。
よく契約書やオンライン上で何かを購入する時に
Terms and Conditions(規約と条件)
とタイトル付けされた文章を目にします。
機会があれば見つけてみてください。
Disturbing the peace. Fleeing an officer. Falsifying a unibrow.
Disturbing the peace. Fleeing an officer. Falsifying a unibrow.
意味:平和を乱したこと。警官から逃げたこと。一本眉を偽造をしたこと。
ヘクターが警察署で取り締まりを受けている時に警察官に言われたセリフです。
Disturbには、乱すや妨げるという意味があります。
I’m sorry to disturb you.はよく日常会話で使われ、邪魔してごめんなさいという意味になります。
Fleeは危険から逃れるという意味です。
このセリフでは自分が悪いことをしてそこから逃れるという意味で使われていますが、避難という意味でも使うことができます。
Since it was a really hard storm, I needed to flee to a shelter temporarily.
(非常に強い嵐だったので、一時的に避難所に避難する必要があった。)
Falsifyは、偽るという意味があります。
よくニュースに、この言葉や形容詞のFalse(偽装の)が出てくるので覚えておくと便利です。
Many famous Japanese companies acknowledged the truth of false advertising.
(多くの日本の有名な会社が偽装表示の事実を認めた。)
You need to clean up your act.
You need to clean up your act.
意味:君は行いを改める必要がある。
Clean upは部屋を掃除するという意味で使われることが多いですが、
何かを綺麗にするという意味で掃除以外でも使われることがあります。
この場合は、警察にお世話になるような悪いことをしてしまってその行動を改めるという意味で使われています。
普段のちょっとした悪い行動を改めるという意味でも使うことができます。
I was a heavy smoker 2 years ago, but my dad, who was also a heavy smoker, suddenly passed away. So now, I cleaned up my act and don’t smoke at all.
(2年前までヘビースモーカーだったんだけど同じくヘビースモーカーだった親父がいきなり亡くなったんだ。だから今は行動を改めてタバコ全く吸わないんだ。)
I’ll make it worth your while.
I’ll make it worth your while.
意味:それ相応のお礼はするよ。
ヘクターが警察官に生者の国に行かせてくれとお願いをする時に使われるセリフです。
Worth one’s whileは時間を費やす価値がある、それをするメリットがあるという意味です。
このセリフは直訳すると「それをするメリットがあるようにするよ」となり、
つまり、「やってくれたらちゃんとお礼はするよ」という意味になります。
ヘクターは警官に対してErnesto de la cruzのショーの一番前の真ん中の席とバックステージツアーをお礼として提示しています。
ちなみに、ヘクターは違法な事を複数行った上に警察に対して反省の態度を見せませんでしたが、警察官からはこのように言われて署から出してもらっています。
I should lock you up for the rest of the holidays. But my shift’s almost up and I want visit my living family. So I’m letting you off with a warning.
(祝日が終わるまでお前を留置所に入れておくべきだけど、シフトももうすぐ終わりそうだし生きてる家族に会いたいんだ。だから警告だけで行かせてやるよ。)
映画「リメンバー・ミー」には、紹介したいフレーズや単語はまだまだたくさんあるので、次回も映画のセリフの中から英語表現をご紹介します!
引き続きお楽しみに!
<映画「リメンバー・ミー」で英語学習シリーズ①~⑥>
(written by Yona)
アメリカ合衆国テキサス州在住。
メキシコ系アメリカ人の主人と結婚後、渡米。
現在、スペイン語習得に向けて勉強中。
アメリカやメキシコの文化・イベント、日常会話で使える表現・単語を紹介しています。