asukaです。
最近気になっているニュースの一つが、オリンピックに向けての禁煙問題!
私は小さい頃からたばこの臭いが大の苦手で、「喫煙可」はもちろん、「分煙」のお店すら避けているくらいなのです・・・
(スモーカーの皆さんごめんなさい)。
世界的に見ると「最低レベル」なんて言われている日本の喫煙事情ですが、
最近は2020年の東京オリンピックに向けて、都知事である小池さんが
受動喫煙防止条例の制定
を目指して頑張っていますよね。
個人的には、どうにか「屋内全面禁煙」になってもらいたいです!
たばこに関するニュースの記事
たばこに関するニュース記事↓
こちらはJapan Timesの記事なのですが、このタイトル
Tokyo lawmakers seek smoke-free Olympics with new, stricter legislation
を見て、皆さんはどんな印象を持たれるでしょうか。
lawmaker:議員
legislation:法律
ん?東京は禁煙を目指しているはずなのに、“smoke-free”??
なんて、引っかかりませんか?
この記事のタイトルはもちろん、東京都がたばこのないオリンピックを目指しているという内容です。
すんなり正しい意味で読めた方は上級者ですね。
私は過去に初めて“smoke-free”と聞いた時は、たばこをそこらじゅうでぷかぷか吸いまくっている画が浮かんでしまいましたが、自由にたばこを吸っていいという意味ではありません。
“smoke-free”というのは、「禁煙」の意味なんです!
-freeとは
freeと聞くと、いちばん最初に思い浮かぶのは「自由」という意味ではないでしょうか。
そのせいで、例えば“smoke-free zone”なんて張り紙を見たら、たばこを自由に吸えるかのような印象を受けてしまうんですね。
ですが、freeには「(~が)ない」という意味もあるんです。
ロングマン現代英英辞典で調べてみると、
free:
not containing something
-free:
without something that you do not want
こんなふうにに書いてありました。
“smoke”(煙)が“free”(ない)ということは、たばこを吸えない=禁煙となるわけですね。
またfreeには、「縛られていない、解放された」という意味もありますので、
煙から解放される、つまり煙という嫌なモノがありません、というイメージです。
喫煙者から見て「(ここは)たばこが吸えない」というよりも、
非喫煙者からの視点で「(ここは)たばこの煙に邪魔されることがない、煙から解放されている」という意味の単語なんですね。
他にもたくさん“-free”
実は日本でも日常的に「~がない」という意味での“-free”がたくさん使われているんです。
最近よく耳にする、小麦タンパク(グルテン)を含まないという意味のgluten free(グルテンフリー)。
それから海外旅行に行くと皆さんduty-free(免税店)に行きますよね!
duty(税金)がfree(ない)ので免税店です。
stress-free(ストレスフリー)やfat-free(無脂肪)なんて言葉も良く聞きます。
意外と日本にも「~がない」の意味での-freeが浸透しているんですよね。
他にも、
sugar-free(砂糖不使用の)
additive-free(無添加の)
chemical-free(無農薬の)
dairy-free(乳製品を含まない)
risk-free(リスクがない)
toll-free(フリーダイヤルの、無料の)※toll:料金
などなど、調べたらたくさん出てきました!
いずれも「~を含まない、~がない」という意味になりますね。
ロングマン英英辞典によると、
without something that you do not want
とのことなので、あってほしくないモノ、不要なモノに-freeを付ければ何でも通じそうな気がします^^;
-freeってとっても便利なんですね。
non-smokingとの違い?
日本でよく目にするのは、“non smoking”や“no smoking”ですよね。
私はずっとsmoke-freeと同じ意味だと思っていたのですが、調べてみたらどうやら違う意味で使われているらしいんです。
smoke-freeは、建物内及びその敷地内が一切禁煙という時に使われます。
建物の外であっても、敷地内だったら吸ってはダメで、喫煙所もありません。
完全に煙からfreeの状態ですね。
一方、non smoking、no smokingは、敷地内に喫煙所があったり、敷地内であっても建物の外だったら吸ってOKだけど、この場所では吸わないでね、の意味で使われるそうです。
※参考サイト(たばこ反対の非営利団体のサイト)↓
http://gaspforair.org/gasp/advocacy/word/Usingno-smokingVSsmoke-free.htm
いずれにしてもその場所では喫煙不可というなので、同時に使用されることもあるみたいです。
non smoking、no smokingが、“喫煙者”に対して「ここでたばこを吸わないで」と訴えているのに対して、
smoke freeは、“非喫煙者”に対して「この場所にはたばこの煙がありませんよ、安心してね」とお知らせしている、という違いもありますね。
海外では完全禁煙となっている所が多いですよね。
ホテルではバルコニーでも禁煙だったり、バーも禁煙だったり。
何年か前にカナダ人の先生が、カナダでたばこを吸っていたら
「えー、この人まだたばこなんて吸ってるの?」
って目で見られるよ、と言っていました。
日本ではまだまだ喫煙ができるお店が多いですし、歩きたばこをしている人もたくさんいますよね。
喫煙者の方には過ごし辛いのかもしれませんが、完全禁煙のオリンピックが実現するといいなぁと思います!
(written by asuka)
2017年夏に第一子を出産した専業主婦です。
英語を勉強するのが趣味!と自己紹介していたほど英語が好きで、学生時代にはTOEICの勉強にドはまり。オーストラリアやニュージーランド、アメリカへの短期留学の経験があり、海外旅行も大好き。 妊娠するまで7年ほど英会話教室に通っていました。
今英語の勉強を頑張っている皆さんのお役に立てるようなコンテンツや、海外で経験したエピソードなどをご紹介していきます!