asukaです。
トイレは英語でbathroomやrestroomと言いますよね。
日本ではトイレと言いますが、学生時代、アメリカ人の先生から
「“toilet”は「便器」のこと指すから、トイレを借りたいときには使わないようにね!」
と教わりました。
なるほど、
“Can I use the toilet?”なんて聞いたら、“便器使ってもいい?”ってなってしまうのか!
と、心に留めました。
が、その数か月後ニュージーランドでホームステイした時、驚くことに
みーんな“toilet”を使っているではありませんか!
“Toilet is here.”
“I gotta go to the toilet.”
って、みんな“便器”って言ってるー!?
不思議に思って調べてみると、どうやら国によってトイレの表現が違うらしいのです。
ということで、今日はトイレに関連する英語をまとめてみました(^^♪
トイレ=toiletはイギリス英語
イギリスやニュージーランド、オーストラリアなど、イギリス英語を使う国では、
トイレのことをそのまま“toilet”と言うそうです。
もちろん、“restroom”や“bathroom”も通じますが、
ニュージーランドやオーストラリアに留学した時は“toilet”をいちばんよく聞きました。
ショッピングモールなんかでも“toilet”という表示を良く見かけます。
一方アメリカやカナダで“toilet”と言うと、先ほど言った通り“便器”を意味する語であり、直接的過ぎてあまり好まれませんので、restroomやbathroomを使います。
bathroomは家のトイレ、restroomは外のトイレ
英語を勉強している人なら、トイレは英語で?と聞かれてまず思い浮かべるのが
“bathroom”と“restroom”かと思います。
いずれも「トイレ」を意味する語ですが、その違いは?というと、
bathroomは主に家にあるトイレ
restroomは主にお店など公共の場にあるトイレ
のことを指します。
海外の家庭では、お風呂とトイレが同じ部屋にある場合が多いので、
家のトイレ=bathroom
というのは納得がいきますね!
ちなみにトイレにバスタブがなくても“bathroom”を使えるそうですよ。
また、主にアメリカでは、家のトイレだけではなくレストランのトイレなんかにも“bathroom”を使ってもおかしくはないそうです。
なんだかちょっと違和感があるかもしれませんが、日本でもお化粧なんかしないのに「化粧室」って言いますもんね。
カナダでではこれ以外に“washroom”と言う人も多いようです。
“washroom”に行ってくる、なんて言われたら、え、今からお洗濯しに行くの?なんてってしまいそうですよね^^;
トイレの表現色々
海外ドラマを見ていると、トイレの表現って本当にたくさん出てきます!
日本語でも「トイレ」以外に、「化粧室」「お手洗い」「便所」と、色々な言い方がされていますが、英語でもその表現はさまざま。
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men’s room/ladies’room
主にイギリスで使われる表現のようです。
アメリカでも使われますが、使用頻度は低め。
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gents’/ladies’
これも主にイギリスで使われる表現のようです。
日本でもお店のトイレの表記が“gents’/ladies’”ってなっていることありますよね!
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loo
これも主にイギリスで使われる表現だそうです。
イギリス人が“loo”を使っているのを聞いた時、「カンガルー・・・?」と思ってしまった私です(笑)
カンガルーを意味する「ルー」(くまのぷーさんの歌にも出てきますよね!)は、“roo”でした^^;
友達や家族との会話など、カジュアルな場面で使う単語です。
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lavatory
飛行機に乗る機会が多い方は見たことありますよね!
飛行機や公共の場のトイレやを指す単語で、ちょっと固めで丁寧な表現です。
“laboratory”(研究室)と似ていますが全然関係ありません。
というのも、私は学生の頃しばらく
「飛行機のトイレは研究室って表現するんだ~変なの~」
と、恥ずかしい勘違いをしていたのです(笑)
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WC
おなじみの表記ですが、何の略が知ってました?
water closetです。
公共の場にある水洗トイレのことですね。
日本でもよく目にするこの“WC”ですが、どうやらとても古い言い方のようで、今ではあまり使われないそうです。
ロングマン・ケンブリッジの英英辞書で調べてみたら、いずれも「old-fashioned」って書いてありました。
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その他の「トイレ」
トイレの表現は他にもたくさんあります。
スラングを含めると、もっともっと出てきます。
スラングを積極的に使うのはオススメしませんが、頭の片隅に置いておけば、海外ドラマなんかで出てきた時に理解ができますね。
crapper(下品な表現です・・・ ※アメリカ)
John(古い表現で、水洗トイレを発明した人の名前だそう)
dunny(主に屋外に設置されたトイレのこと ※オーストラリア)
cloakroom(丁寧な表現、お手洗い ※イギリス)
outhouse(家の外に設置されたトイレ)
latrine(キャンプ地などの仮設トイレ)
などなど・・・
気になる方はオンライン辞書などで一度調べてみてください!
アルクで調べたら、一覧で出てきて見やすかったですよ。
トイレに行きたい時の表現
「トイレに行きたい」「トイレ行ってくる」
という表現もとてもたくさんあります。
「トイレ」を指す単語がたくさんあるので、ここでは代表して“bathroom”で説明していきたいと思います。
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I have to/need to go to the bathroom.
I have to/need to go to the bathroom.
単純に、「トイレに行きたい」を表す表現ですね。
日本語の通りそのままI want to go to the bathroomと言っても通じるとは思いますが、
英語ではhave to やneed toを使って、「トイレに行かなければならない」と表現する方が自然です。
もっとカジュアルに、I gotta go to the bathroomでもOKです!
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May/Can I use the bathroom?
May/Can I use the bathroom?
友人のおうちにお邪魔した時など、ちょっと丁寧な表現をしたい場合に使える表現です。
日本語ではよく「トイレお借りしてもいいですか?」なんて言いますが、
“borrow”は使ってはいけません!
“borrow”は、例えばボールペンなど、動かせる物体を対象とした単語ですので、家に備え付けられているトイレに対しては使えないんです。
May I borrow the bathroom?なんて言ったら、トイレごと家に持って帰るの?あとで返してくれるの?と思われてしまうかもしれません。
ちなみに、May I ~の方が丁寧な表現、Can I ~はフランクな言い方です。
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I’ll be right back./Excuse me one moment./Please excuse me.
I’ll be right back./Excuse me one moment./Please excuse me.
あまり親しくない人と話している時などに使える丁寧な表現です。
「トイレ」の単語を出さずに、さりげなくその場を離れることができます。
初めて会う人と話している時やビジネスシーンで役に立ちそうですね!
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I need to freshen up./I’m going to go freshen up.
freshen upは、さっぱりする、リフレッシュするという意味ですが、
I need to freshen up./I’m going to go freshen up.
で、「ちょっと失礼します・・・(トイレ行ってきます)」の意味になるんだそうです。
主に女性が使う表現です。
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Nature calls (me).
Nature calls (me).
昔英会話で習った覚えがあるのですが、ちょっとギャグっぽい言い回しです。
シーンによっては相応しくない可能性がありますので、使う時はお気を付けください。
自然が呼んでいるだなんて、面白い表現ですよね^^
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I gotta/I wanna/I have to pee.
“pee”は「おしっこ」の意味で、主に子供が使う表現です。
子供が「おしっこしたーい!」と言っているようなイメージですね。
大人が使うとちょっとお下品な表現なのですが、海外ドラマを見ていると頻繁に登場するような気がするのは私だけでしょうか^^;
ちなみにイギリスでは“wee”と言うそうですよ。
いかがでしたでしょうか。
日常的に使う表現なだけあって、色々な言い方がありましたね。
海外旅行でもトイレは必ず利用するものですので、シーンに合った表現をうまく使いこなせるようにしたいですね!
参考:英語で「トイレお借りしてもよい?」「並んでますか?」など。
(written by asuka)
2017年夏に第一子を出産した専業主婦です。
英語を勉強するのが趣味!と自己紹介していたほど英語が好きで、学生時代にはTOEICの勉強にドはまり。オーストラリアやニュージーランド、アメリカへの短期留学の経験があり、海外旅行も大好き。 妊娠するまで7年ほど英会話教室に通っていました。
今英語の勉強を頑張っている皆さんのお役に立てるようなコンテンツや、海外で経験したエピソードなどをご紹介していきます!