アメリカ在住のYonaです。
先週の日曜日、4/21はイースターでした。
最近、テーマパークではイースターをテーマにイベントを行っていたりするので、ウサギや卵の事は知っている人は多いですよね。
でも実はイベントの意味を知らない人も多いのでは?
ということで今回は、イースターについてご紹介します。
Easterとは?
Easter(イースター)はキリスト教のお祭りです。
教徒にとっては最も重要と言っても過言ではないイベントです。
「イエス・キリストが十字架に磔にされて亡くなった」
という話は、キリスト教徒でなくても知っている有名な話です。
その後、彼は自身が予言した通り磔にされてから3日後に蘇りました。
この出来事のおかげで自分が神の子であることを証明し、キリスト教が全世界に広まったのです。
イースターはこの出来事を祝い、思い返し、心に刻むためのイベントです。
また、イエス・キリストが蘇ったことを日本語ではキリスト教用語で「復活した」と言います。
そのためイースターは日本語で主に「復活祭」と言います。
宗派によって微妙に読み方が異なる場合があります。
イースターは「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われます。
イエスが復活したのが日曜日だったのでイースターは必ず日曜日に行われます。
その日の事をEaster Sundayと呼びます。
また、イースタは毎年行われる日付が変わります。
大体3月から4月頃に行われます。
Easter Sundayは何するの?
アメリカでは、Easter Sundayは家族で集まって過ごします。
基本的に仕事や学校はお休みです。
(ファストフード以外の)お店は、そもそも開かなかったり早く閉まったりします。
キリスト教徒の人は、朝から教会に行ってサービスを受けます。
小さな教会だとサービスの後、子どもたちの為にみんなでエッグハントをしたりすることもあります。
エッグハントについては、下で説明します。
また、メキシカンの家庭ではピニャタをする所もあります。
ピニャタとは紙で作った大きな人形のこと
中にお菓子が入っており、子供たちは目隠しをして棒でその人形を叩き、中のお菓子を落とすゲームです。
子供がいる所なら、誕生日パーティーでもサンクスギビングでもクリスマスでも、どのイベントにも必ず登場するゲームです(笑)
私の家では、今年もイースター用にイースターバニーのピニャタを購入しました。
エッグハント
エッグハントはイースターに行われる伝統的な行事です。
イースターバニーがカラフルな卵を隠しちゃった!
みんなでその卵を探し出そう!
…という趣旨の子供向けの宝探しゲームです。
イースター付近になると学校やデパート、教会のイベントでエッグハントをやっていることがあります。
キリスト教徒ではない家庭でも楽しめるイベントです。
宗教的な意味としては、卵は生命の誕生、キリストの復活のシンボルとなっています。
また、ウサギは子沢山であることから豊穣や繁栄のシンボルとされています。
ただ実は、元々エッグハントはドイツの異教徒の移民たちが行っていたものがアメリカに入ってきて広まったらしいという噂もあります。
が、子供にイエスの復活をわかりやすく教えるのが目的なのでOKなのでしょう。
イースターエッグといえば、カラフルな卵!
元々は本物の卵に色を塗って装飾をするものだったのですが、落としたりすると大変なので、最近は卵型の発泡スチロールなどを使う家庭も増えています。
また隠す卵も、ホイルに包んだチョコエッグで中にジェリービンズが入っていたり、卵型のガチャガチャで中に消しゴムなどの小さなプレゼントが入っているなど、本物の卵を使うことは少ないです。
私の家では子供たちの年齢が上がってきているので、ここ最近は叔父がお金が入った卵をいくつか混ぜています。
一番高くても$5ぐらいなのですが、子供たちは毎年必死で探しています(笑)
以上、アメリカのイースターについてご紹介しました。
(written by Yona)
アメリカ合衆国テキサス州在住。
メキシコ系アメリカ人の主人と結婚後、渡米。
現在、スペイン語習得に向けて勉強中。
アメリカやメキシコの文化・イベント、日常会話で使える表現・単語を紹介しています。