死者の日?ガイコツ?【映画「リメンバー・ミー」を観る前に!】

アメリカ在住のYonaです。

 

ディズニーの最新映画「リメンバー・ミー」が、日本でもうすぐ公開になります。

私が住んでいるアメリカでは既に公開しているので、一足先に鑑賞しました。

笑いあり、涙ありのストーリーで大好きな映画の一つになりました。

 

この映画の舞台はメキシコで、メキシコの伝統行事や音楽がストーリーの中にたくさん出てきます。

私はメキシコ系の家族に嫁いだので、出てくるものは馴染み深いものばかりでした。

 

ということで今回から何回かに分けて、メキシコ系の家族に嫁いだ私が、

映画「リメンバー・ミー」に出てくるメキシコの伝統行事や音楽、言葉などをご紹介します。

 

まず第1回目の今回は、この映画のテーマでもある「死者の日」についてご紹介します。

 

鑑賞前に少しでも知識を入れておくと、よりストーリーに入り込めると思います。

ぜひこれを読んで、もっと映画を楽しみましょう!

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死者の日とは?

映画「リメンバー・ミー」の舞台「死者の日」。

 

「死者の日」ラテンアメリカの祝日で、特にメキシコで盛大に祝われます。

毎年11月1日、2日亡くなった家族や友人に祈りを捧げる日とされています。

 

メキシコの公用語であるスペイン語では、Día de los muertos(ディア・デ・ロス・ムエルトス)、

英語ではDay of the deadと呼びます。

 

この死者の日は日本のお盆と考え方が似ていることから、よく旅行情報サイトでは

メキシコ版お盆

として紹介されます。

 

メキシコでは、

10月31日の深夜から11月2日にかけて死者の魂が現世に帰ってくる

と言われています。

天国から帰ってくる祖先の魂を迎え入れるため、

家族が集まって家やお墓に飾りつけし、パーティをします。

歌って踊って話して食べて飲んで、楽しく過ごします。

party at the cementary

 

死者の日はラテンアメリカの行事ですが、アメリカ国内でも死者の日を知っている人は多いです。

特に私が住んでいるテキサス州のようにメキシコからの移民がたくさんいる地域では非常に身近な行事です。

 

この時期に休みを取ってメキシコの実家に帰る人もいれば、アメリカ国内でお祝いをする人もいます。

そのためお店では10月になると、ハロウィーングッズ死者の日のデコレーショングッズの両方を並べています。

また、メキシコ系の子供が多い学校では、授業の一環で死者の日について教えることもあるそうです。

 

祭壇

死者の日に欠かせないのが、Ofrenda(オフレンダ)という祭壇です。

時期が近づくと、家の中や公共施設にこのOfrendaが設置されます。

altar1

Ofrendaには一般的に、

十字架、亡くなった家族の写真、故人が好きだった物、食べ物、飲み物、ロウソク、マリーゴールドの花

などを置きます。

祭壇の段数や置く物は、その人が信仰している宗教や家族の好みによって変わります。

日本の仏壇とは違い、どれも非常にカラフルで大きく豪華なのが特徴です。

 

映画「リメンバー・ミー」の中でも、主人公ミゲルの家にこのOfrendaがあります。

オレンジのマリーゴールドの花や家族の写真、キャンドル、飲み物、食べ物が飾られていることが確認できます。

また、マリーゴールドを路上販売しているところも映画に出てきます。

ぜひチェックしてみてください。

 

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ガイコツ

忘れてはいけないのが、死者の日のアイコンである

Calavera(カラベラ)やCalacas(カラカス)

です。

Calavera頭蓋骨Calacas全身のガイコツ

を意味します。

 

死者の日にはガイコツの置物を置いたり、顔にガイコツのメイクをしたりします。

街中がガイコツで溢れかえります。

skull makeup

 

私たち日本人からするとガイコツには怖いイメージがありますが、

メキシコにはそのようなイメージはなかったようです。

 

そもそも死者の日は、昔メキシコ中央部に栄えたアステカの習慣

そこに侵略しに来たスペインのカトリックの風習がミックスしてできたものだと言われています。

アステカには、祖先のガイコツ死や生まれ変わりの象徴として、

また他者のガイコツ戦利品として飾る習慣がありました。

その習慣が残って今日の死者の日でもCalaveraCalacasを飾るのだそうです。

 

calaveras

現在は、真っ白なガイコツだけではなくカラフルにデコレーションされたものも飾ります。

カラフルなガイコツが本当にかわいくて、この時期はお店に行くのが楽しみになります。

映画の中でも、ところどころにガイコツやガイコツのメイクをした人が出てきます。

 

a doll of la calavera catrina

また、ヨーロピアンクラシックなドレスを着たガイコツもよく見られます。

これはLa Calavera Catrina(ラ・カラベラ・カトリーナ)と言います。

英語ではElegant skullと呼ばれていますが、その名の通り非常にエレガントに装飾されています。

 

元々、彼女はアステカの死者の骨を守る神で、現代の死者の日に似た祭典を行っていたと言われています。

1900年代にある芸術家が書いたヨーロピアンスタイルのドレスと帽子で着飾ったガイコツの絵が話題になり、

これがLa Calavera Catrinaとして死者の日のアイコンとなったようです。

a woman dressed like la calavera catrina

 

前述のとおり、死者の日にはガイコツメイクをするのですが、

女性はこのLa Calavera Catrinaの格好をする人も多いです。

 

 

いかがでしたか?

今回は映画「リメンバー・ミー」のテーマでもあるメキシコの死者の日についてご紹介しました。

ここで紹介したものは全て映画に出てくるので、ぜひ探してみてください。

 

次回は、映画に出てくるメキシコの音楽について↓↓です♪

 >> メキシコの音楽RancheraとMariachi!【映画「リメンバー・ミー」を観る前に!】

 

(written by Yona)

アメリカ合衆国テキサス州在住。
メキシコ系アメリカ人の主人と結婚後、渡米。
現在、スペイン語習得に向けて勉強中。

アメリカやメキシコの文化・イベント、日常会話で使える表現・単語を紹介しています。

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[ 死者の日?ガイコツ?【映画「リメンバー・ミー」を観る前に!】 ]Yona,ドラマ・映画・音楽・TED,海外生活2018/03/15 21:47