※※※ この記事は映画「リメンバー・ミー」のネタバレを含みます。 ※※※
アメリカ在住のYonaです。
ディズニーの最新映画「リメンバー・ミー」の舞台はメキシコ!
メキシコ系の家族に嫁いだ私が、映画に出てくるメキシコの伝統行事や音楽、言葉を紹介しています。
今回はネタバレを含む復習編です。
映画のセリフで使われているスペイン語単語や表現をご紹介します。
このセリフってどういう意味だったの?
と思った方や、初心者でスペイン語を勉強中の方に読んでいただけるように、文法などの難しい話は抜きにして記事を作成しました。
これを読んでスペイン語に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
スペイン語単語予習編をまだご覧になっていない方は併せてご覧ください。
Contents
映画「リメンバー・ミー」のセリフに使われているスペイン語表現や単語
スペイン語はたくさんの国で公用語として話されており、地域によって言葉の使い方が異なる面白い言語です。
私は、テキサスでメキシコ(特に北部)出身者たちとスペイン語を話しているので、彼らとの会話の中で学んだことを元に解説をしていきます。
今回は、マリアチがおばあちゃんに叩かれるまでのシーンからセリフをピックアップしてご紹介します。
The winner is luchadora Coco!!
The winner is luchadora Coco!!
訳:勝者はココ選手!
映画の冒頭の、ミゲルがココおばあちゃんとプロレスごっこをしているシーンで、ミゲルが言っているセリフです。
Luchador(ルチャドール)はレスラーのことです。
英語では、WrestlerやFighterと言います。
El Santo es uno de los luchadores más famosos de México.
英:El santo is one of the most famous wrestlers in Mexico.
日:エル・サントはメキシコの有名なプロレスラーの一人です。
セリフのように、Luchadorの後ろにaをつけてLuchadoraとすると女性レスラーを意味します。
ちなみに、戦うという意味の動詞はLuchar、戦いという意味の名詞もLuchar。
似ているので覚えやすいですね(笑)
Tamales
I asked if you would like more tamales!
訳:タマレスを食べたいかと聞いたのよ。
映画の最初の晩御飯のシーンで、エレナおばあちゃんがミゲルに渡しているベージュの棒のような食べ物がありました。
あの食べ物はTamales(タマレス)と言います。
メキシコの伝統的な料理です。
簡単にどんな食べ物が説明すると、
トウモロコシの粉で作った生地に肉などの具材を入れて、それを更にトウモロコシの皮で包んで蒸したもの
です。。
味は全く違いますが、構造は中華チマキと同じようなものだと考えてもらえればOKです。
¿Tienes hambre? Hay muchos tamales en el refrigerador.
英:Are you hungry? There are a lots of tamales in the refrigerator.
日:お腹すいた?冷蔵庫にたくさんタマレスがあるよ。
タマレスについて詳しくは過去に別の記事で説明しているので、気になる方はぜひそちらもご覧ください。
Muchas gracias. / De nada.
Muchas gracias. / De nada.
訳:本当にありがとう。/ どういたしまして。
Gracias(グラシアス)は、ありがとうという意味です。
多いという意味のMuchoを前につけてMuchas gracias(ムーチャス グラシアス)。
英語のThank you so muchやThanks a lot.と同じ意味になります。
Graciasの返答によく使われるのは、De nada(デ ナダ)。
どういたしましてという意味です。
英語では、You’re welcome.やNo problem.、It’s nothing.などと訳すことができます。
Ay-ay-ay muchacho!
Ay-ay-ay muchacho!
訳:おいおい、少年!
靴磨きをしてもらっているマリアチ楽団員が自分語りをするミゲルに対して言うセリフです。
Ay-ay-ay(アイヤイヤイ)は、おいおい、あらまぁという意味です。
呆れた感じだったり驚いた感じだったり、感情をたっぷり載せて言うのがポイントです。
Muchachoは少年、英語だとBoyという意味です。
少女と言いたい時は、後ろをAに変えてMuchachaとします。
小さい子だけに対して使うわけではなく、自分より年下の男性を呼ぶときはMuchachoと言う事が多いです。
ちなみに、映画の中でヘクターがミゲルの事をChamacoと呼んでいます。
Chamacoは子供、Kidという意味です。
ヘクターの話し方を考慮すると、日本語ではガキと訳すのが良いかもしれませんね。
子供を呼ぶときにMuchacho、Chamaco、Niñoはよく使います。
併せて覚えておくと良いでしょう。
Doña please!
Doña please!
訳:奥さんやめてください!
エレナおばあちゃんにスリッパで叩かれたマリアチが言う言葉です。
Doña(ドニャ)は、英語のMrs.やMadamのような敬称です。
男性に使う場合はDon(ドン)になります。
日本でも「芸能界のドン」とか言いますよね?
あのドンです。
Don、Doñaを使うと、相手がものすごく偉い人だったり、その場がものすごくフォーマルな場所という印象を受けます。
日常会話では、Señor(セニョール)、Señora(セニョーラ)を使うことが多いです。
映画「リメンバー・ミー」には、紹介したいフレーズや単語はまだまだたくさんあるので、次回も映画のセリフの中からスペイン語をご紹介します!
引き続きお楽しみに!
<映画「リメンバー・ミー」で英語学習シリーズ①~⑥>
<映画「リメンバー・ミー」でスペイン語学習シリーズ①~⑦>
(written by Yona)
アメリカ合衆国テキサス州在住。
メキシコ系アメリカ人の主人と結婚後、渡米。
現在、スペイン語習得に向けて勉強中。
アメリカやメキシコの文化・イベント、日常会話で使える表現・単語を紹介しています。