※※※ この記事は映画「リメンバー・ミー」のネタバレを含みます。 ※※※
アメリカ在住のYonaです。
ディズニーの最新映画「リメンバー・ミー」の舞台はメキシコ!
メキシコ系の家族に嫁いだ私が、映画に出てくるメキシコの伝統行事や音楽、言葉を紹介しています。
今回はネタバレを含む復習編です。
映画のセリフで使われているスペイン語単語や表現をご紹介します。
このセリフってどういう意味だったの?
と思った方や、初心者でスペイン語を勉強中の方に読んでいただけるように、文法などの難しい話は抜きにして記事を作成しました。
これを読んでスペイン語に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
前回までの記事をまだご覧になっていない方は、併せてご覧ください。
Contents
映画「リメンバー・ミー」のセリフに使われているスペイン語表現や単語
スペイン語はたくさんの国で公用語として話されており、地域によって言葉の使い方が異なる面白い言語です。
私はテキサスでメキシコ(特に北部)出身者たちとスペイン語を話しているので、彼らとの会話の中で学んだことを元に解説をしていきます。
今回は、おばあちゃんがミゲルをマリアチから離すシーンから死者の日の大切さをミゲルに教えるところまでのセリフをピックアップしてご紹介します。
Angelito querido cielito
My grandson is a sweet little angelito querido cielito.
訳:私の孫はかわいくて小さくて天使のようで最愛の愛しい子なの!
まず、AngelitoやCielitoのように、単語の後ろにitoをつけると小さくてかわいらしいという意味が付け加わります。
Angel(アンヘル)は天使。
綴りは英語と同じですね。
Angelito(アンヘリート)で、小さくてかわいい天使という意味になります。
Querido(ケリド)は最愛のという意味です。
英語だとDearやbeloved、darlingになります。
よく手紙の最初に、Querido Luis🙁親愛なるルイス)と書くことがあります。
Cielito(シエリート)は愛しい人という意味です。
英語だとSweetheartやHoneyになります。
Mi primer nieto es como un ángel.
英:My first granddaughter is like an angel.
日:私の初孫、天使みたいなの。
Ay, pobrecito. Oh, estás bien, mijo?
Ay, pobrecito. Oh, estás bien, mijo?
訳:まぁ、かわいそうに。私の孫よ、大丈夫?
Pobrecito(ポブレシート)は、かわいそうに、お気の毒にという意味になります。
英語で言うと、Poor thingやPoor manという意味です。
Pobre(ポブレ)がPoorという意味の形容詞なので合わせて覚えておくと良いでしょう。
Estás bien?(エスタス ビエン?)は、大丈夫?という意味です。
英語だとAre you okay?やAre you alright?、You good?となります。
¿Te caíste de las escaleras? ¿Estás bien?
英:Did you fall down the stairs? Are you okay?
日:君、階段から落ちたの?大丈夫?
Mijo(ミホ)は直訳すると私の息子という意味です。
娘だとMija(ミハ)です。
親と息子という関係性でなくても、自分の子供ぐらい年下であればMijoと呼ぶことができます。
私も主人のおじさんやおばさんにMijaと呼ばれています。
また、おばさんたちがレストランの店員さんに親しみを込めてMijo、Mijaと呼ぶのを見ることがよくあります。
Rivera, Familia de Zapateros desde 1921
Rivera, Familia de Zapateros desde 1921
訳:リベラ 靴屋の家族 1921年創業
ミゲルの家の壁に描かれている文字です。
Rivera(リベラ)はミゲルの苗字ですが、名詞のRiveraには小川という意味があります。
Familia(ファミリア)は家族です。
de(デ)は英語のofと同じ働きをしています。
Zapateros(サパテロス)は靴職人という意味で、英語ではShoe sellerやShoe makerと言います。
Desde(デスデ)は~からという意味で、英語のfromやsinceになります。
Mi familia ha sido zapateros desde 1921.
英:My family has been shoemakers since 1921.
日:私の家族は靴屋を1921年からやっています。
Ofrenda room. Vamanos.
Ofrenda room. Vamanos.
訳:オフレンダの部屋に。行くよ!
Ofrenda(オフレンダ)とは祭壇のことで亡くなった家族の写真などを飾ります。
死者の日、Día de los muertos(ディア デ ロス ムエルトス)には欠かせないものです。
詳しくはこちらの記事を参照してください。
ミゲルの家には大きくて立派なOfrendaが飾られていますが、必ずしも各家に一台あのような大きなものがあるわけではありません。
Vamanos(ヴァマノス)は、行こう!という意味で、英語ではLet’s goという意味です。
日常会話でたくさん使える言葉なので覚えておくと良いでしょう。
Ay, Dios mio.
Ay, Dios mio.
訳:まぁ、なんてこと。
お説教から逃げようとしたミゲルに対しておばあちゃんが言う言葉です。
直訳すると、Dios(ディオス)は神、Mio(ミオ)は私のもの。
つまり、英語のOh my god!と同じ意味です。
驚いた時だけでなく、このシーンのように少し呆れた感じでも使うことができます。
Calmese, calmese.
Mama, calmese, calmese.
訳:お母さん、落ち着いて、落ち着いて。
Calmese(カルメセ)は、落ち着いてという意味です。
元はCalmarという動詞で、命令形になっています。
英語ではcalm downになります。
¡Calmate y dime lo que pasó!
英:Calm down and tell me what happned!
日:落ち着いて!何があったのか話して!
映画「リメンバー・ミー」には、紹介したいフレーズや単語はまだまだたくさんあるので、次回も映画のセリフの中からスペイン語をご紹介します!
引き続きお楽しみに!
<映画「リメンバー・ミー」で英語学習シリーズ①~⑥>
<映画「リメンバー・ミー」でスペイン語学習シリーズ①~⑦>
(written by Yona)
アメリカ合衆国テキサス州在住。
メキシコ系アメリカ人の主人と結婚後、渡米。
現在、スペイン語習得に向けて勉強中。
アメリカやメキシコの文化・イベント、日常会話で使える表現・単語を紹介しています。