映画「リメンバー・ミー」で英語学習!セリフの意味や用法を解説⑥

※※※ この記事は映画「リメンバー・ミー」のネタバレを含みます。 ※※※

 

アメリカ在住のYonaです。

 

ディズニーの最新映画「リメンバー・ミー」の舞台はメキシコ

メキシコ系の家族に嫁いだ私が、映画に出てくるメキシコの伝統行事や音楽、言葉を紹介しています。

今回はネタバレを含む復習編です。

映画のセリフの中から日常会話で応用して使えるものをご紹介します。

 

英語のセリフの解説は今回で最後!

是非覚えて使ってみてください!

 

前回までの記事をまだご覧になっていない方はこちらをチェック!

 

 

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セリフに使われている英語表現や単語

紹介したい単語や表現はたくさんあるので、今回は

ヘクターが娘について話をするところから最後までのセリフ

をピックアップしました。

 

No matter how far apart we were. 

We used to sing it every night at the same time. No matter how far apart we were.
訳:僕たちはその曲を毎晩同じ時間に歌ったんだ。たとえ僕たちがどんなに離れていたって。

 

ヘクターが娘のココに会いたいという気持ちを語る時に出てくるセリフです。

 

No matterは、たとえ~しようとという意味の表現です。

学生時代、No matter+疑問詞のNo matter構文を授業で習った方もいらっしゃるのではないでしょうか?

日常会話で使える表現ですので、おさらいしておきましょう。

 

セリフに出てくるNo matter howは、たとえどんなに~しようと、どうやって~しようとという意味です。

 

No matterの後ろの疑問詞を変えることで次のように意味を変えることができます。

No matter what: たとえ何が~しようと
No matter who: たとえ誰が~しようと
No matter which: たとえどちらを~しようと
No matter when: たとえいつ~しようと
No matter where: たとえどこで~しようと

 

No matter what, I’ll be a singer.
(私は必ず歌手になる。)

I don’t wanna listen to you no matter who you are.
(あなたが誰だろうが関係ない、私はあなたの話は聞かない。)

No matter which you chose, the plan wouldn’t have succeeded.
(どちらを選択していても、その計画は成功しなかっただろう。)

No matter when you come, I’ll never change my mind.
(いつ来ても僕の考えは変わらないよ。)

No matter where you are, I’ll always be with you.
(たとえ君がどこにいようと、僕は君のそばにいるよ。)

 

What I wouldn’t give to sing it to her one last time.

What I wouldn’t give to sing it to her one last time.
訳:最後にもう一度だけ彼女にあの歌を歌ってあげられたら何だってするのに。

 

What I wouldn’t give to/forは、ものすごく~が欲しい、~がしたいという意味で使われる表現です。

 

否定形なのに訳すると否定形じゃないのは何故でしょう。

What I wouldn’t give to/forを直訳すると「~のために何を差し出さないだろう」です。

その反語的表現で「~のために何を差し出さないだろう、いや何だって差し出す」という意味になるわけです。

 

What I wouldn’t give for a hamburger right now!!
(今ハンバーガー食べるためだったらなんだってする!!)

 

I’m a pretty sorry excuse for a great-great-grandpa.

I’m a pretty sorry excuse for a great-great-grandpa.
訳:曽曽おじいちゃんとしてかなり情けないよ。

 

a sorry excuse forは、~の悪い例という意味です。

他にもa poor excusea sad excuse、a bad excuseなどという言い方もできます。

 

This is a very poor excuse for service for a first-class restaurant.
(これが高級レストランのサービスだなんてひどいですね。)

 

Family comes first.

Family comes first.
訳:家族が一番大切。

 

Come firstは、一番大切だ、何よりも優先だという意味です。

 

Profit comes first in business.
(ビジネスでは利益優先)

 

競争など競い合う場面で使われるCome first一着になる、優勝するという意味になります。

She came first in the 400 meter butterfly.
(彼女は、400mバタフライの種目で優勝した。)

 

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Everyone clear on the plan?

Everyone clear on the plan?
訳:みんな作戦はばっちり覚えてる?

 

家族と作戦を確認する場面でミゲルが言うセリフです。

 

Clear on~について明確になっている、~についてはっきりわかっているという意味です。

We have to get clear on the progress of this project.
(このプロジェクトの進捗をはっきりさせなくてはいけない。)

 

You’re a coward.

You’re a coward.
訳:卑怯者!

 

ミゲルが生者の国に帰るのを阻むエルネストに対して、ミゲルが言う言葉です。

 

Coward卑怯者、臆病者、意気地なし、弱虫という意味の言葉です。

Don’t call him a coward!
(彼を卑怯者呼ばわりしないで!)

He sometimes shows cowardly eyes because of his trauma from when he was little.
(小さい時のトラウマから、彼はたまに臆病な目を見せる。)

 

The letters Hector wrote home for his daughter Coco…

The letters Hector wrote home for his daughter Coco contain the lyrics for all of your favorite songs. Not just remember me.
訳:ヘクターが彼の娘ココのために書いた手紙には、リメンバー・ミーだけでなくあなたが大好きな曲の歌詞が全て書かれています。

 

ヘクターが本物のソングライターであることが証明され観光名所となったリベラ家で、ガイドが説明するセリフに出てきます。

 

Write homeは、特筆するという意味です。

ここでは娘のココのために書いたスペシャルなものだという事を表現しています。

 

昔(特に戦時中)は、家族に手紙を書くと言うと何か大きな出来事があったから報告をするという特別な事態でした。

そこからwrite home家に手紙を書く、つまり特筆するという意味になったようです。

よくこの表現は、Nothing to write home aboutという形で使われることが多いです。

特筆すべきことは無い、つまり普通という意味です。

The graphics of the movie were great, but the story was nothing to write home about.
(映画のグラフィックは最高だったけど、ストーリーは普通だった。)

 

逆にSomething to write home aboutと言うと大したものだという意味になります。

 

They’re counting on us to remember them.

They’re counting on us to remember them.
訳:彼らは僕たちが彼らの事を覚えているように期待しているんだよ。

 

ミゲルが自分の妹に祖先の事を教えている時に言っているセリフです。

 

Count on~を頼りにする、期待する、当てにするという意味です。

Rely onと同じ意味なので、類語として覚えておきましょう。

I can’t fail this project. My boss told me that he was counting on me.
(このプロジェクトは失敗できない。上司が期待してるよって言ってくれたんだ。)

Count on me! The party will be great!
(期待してて!パーティはすばらしいものになるよ!)

 

 

映画「リメンバー・ミー」の英語のセリフ解説は今回で最後です。

紹介したいフレーズや単語がたくさんあって6記事にもなってしまいました。

何度見ても感動する素晴らしい映画なので、ぜひ何度も見て英語の勉強もしていただけたらと思います。

 

以上、映画「リメンバー・ミー」のセリフで使われている英語表現や単語解説でした!

 

<映画「リメンバー・ミー」で英語学習シリーズ①~⑥>

 

 

(written by Yona)

 

アメリカ合衆国テキサス州在住。
メキシコ系アメリカ人の主人と結婚後、渡米。
現在、スペイン語習得に向けて勉強中。

アメリカやメキシコの文化・イベント、日常会話で使える表現・単語を紹介しています。

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[ 映画「リメンバー・ミー」で英語学習!セリフの意味や用法を解説... ]Yona,ドラマ・映画・音楽・TED・ゲーム2018/04/21 22:59